iOS版とAndroid版でアプリの出来がずいぶん違う?! Nikon 1 V3 のWi-Fi機能

2014/03/25


 
前回の記事
Nikon 1 V3 サーキット実戦投入! 高速AF追従連写とWi-Fi連携で機動力を活かせ!Nikon 1 V3 のWi-Fi送信機能について、カメラ内に沢山画像が
あると一覧表示が事実上使い物にならなくなるから 選択転送 だけを使った、
というお話をしたのですが、この件についてtwitterでご指摘を頂きました。
ありがとうございます m(_ _)m


AndroidとiOSでは Nikon Wireless Mobile Utility (WMU)の
パフォーマンスが違う?!ということで調べてみることにしました。
確かに前回試したのはAndroid版のWMUだけでした。
 

 
と思ってAppStoreから iOS用のWMU を落としてきたのですが、
いざ Nikon 1 V3 に繋ごうと思ったら繋がりません。
というか、私は根っからのAndroid使いでiOSのことってあまり
分かっていなかったのですが(今回のテスト機種もiPod touch 5thです)
 
 iOSのWi-Fiって、WPSもPINもないのですね!
 
Nikon 1 V3 本体のWi-Fi設定メニューにはSSIDやパスワードを設定する欄がなく、
WPSとPIN入力をする箇所しかありませんでしたので、これで一体どうやって
繋げるのだろう?!と10分くらい唸ってしまいました。
 

 
マニュアルを見ると、Androidの場合はWPSやらPINやらの記載があるのに、
iOSの場合は そのまま選択すれば繋がります、としか書いてありません。
いや、そのまま選択したらパスワード入力出てきて先に進めないでしょうが!
ということになるのですが・・・。
 

 
結論からいうと、Nikon 1 V3 はWPSかPINでしか繋げない、という私の思い込み
自体が間違いでした。iOSの場合でもAndroidの場合でも同じですが、
実は初期状態では Nikon 1 V3 のWi-Fi設定は 「オープン設定(パスワードなし)」
になっていて、選べば誰でも繋げられる状態になっているのです。
 
いや誰でも繋げちゃそれはそれでマズイでしょ! と思うのですが、
一度オープンモードで繋いだあと、実はアプリ(WMU)のほうからは
本体のWi-Fi設定を 通常のSSID+パスワードの設定 を入れることが
できます。更に言うとSSIDの変更すらできるようになります。
 
これによってiOS版でも、ちゃんと暗号化を介した状態で
WMUを使うことができるようになりました。
このあたりの設定について詳しい説明は Nikon 1 V3 のマニュアルには
書いていないようでしたのでご注意ください。説明書だけ読むとなんだか
「iOSではオープンモードで使ってください」と読めてしまいますので・・・。
 
ちなみに、先にAndroidアプリとWPSで自動設定してしまった場合には、
Androidアプリ側のWMUから設定を見ると、自動設定されたパスワード
見ることができますので、そのパスワードをiOSアプリ側に入れれば
繋がるようになります。ただ、ここまでするならせっかくならパスワードも
自分で入れたものに変更しておきたいですね。
 
 
さてそんなワケで、繋げるまでに結構まわり道をしてしまったのですが、
 

 
繋がったあとのiOS版 Nikon Wireless Mobile Utility は すこぶる快適 でした。
サムネイル表示もほぼ一瞬 で、スクロールしていくたびにカメラ内の
サムネイルを追加読み込みしているようで、1フォルダあたり1000枚
くらいの画像をほぼストレスなく読めるようになっています。
 
 
iOS版とAndroid版、どうして差がついたのか... 慢心、環境の違い(おい)
 
 
というと茶化しているようですが、本当にiOS版とAndroid版ではアプリの
出来が1枚も2枚も違っていて、iOS版はレスポンスが非常に良好です。
これならわざわざカメラ側で転送画像を選択してから送らなくても、
アプリ側から画像を選んでネットにアップすることができます。
 
私は前述のとおりAndroid派ですが、Nikon 1 V3 を活かすためには
わざわざ iPod touch 5th も持っていってAndroidを テザリングに専念
させようかとまで思ってしまうくらいです。
 
この使い勝手の差には、もう1つポイントがありまして、

そう、サムネイル一覧から選ぶ際にはWMU上で取り込む画像のサイズを
「オリジナル」「推奨サイズ」「VGA」の3種類から選ぶことができるのですが、
カメラ側から選択した画像のみを転送する場合は自動的に 「推奨サイズ」
固定されてしまい、「オリジナル」サイズで取り込むことができません。
 

 
つまり、Android端末では、Nikon 1 V3 本体内に写真が数百枚~数千枚も
溜まっていると、サムネイル一覧を取得できない→オリジナルサイズで
取り込めない、という 困ったコンボを喰らう ことになります。
 
その意味でも、想定どおりサムネイル一覧を快適に表示できるiOS版のほうが
やはりデキが良いということになります。正直これはAndroidそのものの問題
ではなく アプリ自体の出来栄えの問題 だと思いますので、
Nikonさんにはぜひ今後のバージョンアップを頑張って欲しいところです。
 
ただ、前回の記事でも記したとおり、twitterにアップするくらいの用途であれば
「推奨サイズ」でも問題はないと思いますし、カメラ側で画像選択してアップ
する方法で頑張れば 一応何とかはなります。Nikon 1 V3 に限らずですが、
デジカメのWi-Fi機能+スマホ連携でネットにすぐアップする、
というのは今後のデジカメのトレンドになっていくと思いますので、
ぜひ目一杯活用していきたいところですね。


2014/03/25 [updated : 2014/05/19 01:22]


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
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▼ コメント ▼

No.55920   投稿者 : 1   2014年5月19日 10:54

記事を読ませて頂いて少し思ったのですが
MicroSDが記憶媒体と言うことなので、直接Android端末にMicroSD入れてしまえばいいのでは無いでしょうか?
iOS版Wi-Fi接続と比べても確実に快適に使えると思いますが
宜しくお願いします


No.75845   投稿者 : tentan   2015年5月21日 10:35

その通りだと思う。



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