「デジ像HDMIスプリッター」(PHM-SP102)を試す - ACアダプタ無しで2分配

　
■2013/04/03 [プリンストンからHDMI給電で動作するHDMI分配器 - 散乱するACアダプタの問題解消に・・
プリンストンからHDMI給電で動作するHDMI分配器 - 散乱するACアダプタの問題解消に・・]
今となっては、ACアダプタ無しで安定して動く分配器があるのなら、多少の出費をしてでも少しでも交換しておきたいという気分になっています。
という記事でご紹介をしたとおり、この PHM-SP102 の主な特徴は
ACアダプタを用いなくても HDMIからの電源供給だけで分配が
できる点にあります。さっそく試してみることにしましょう。
　

　
パッケージは箱型ではなくて簡易プラスチック包装になっています。
吊り下げて売っているイメージですね。
　

　
中身もシンプルで、本体とUSBケーブルのみとなっています。
USBケーブルは電源供給が必要なときだけ使うためのものです。
　
それにしてもこの「デジ像HDMIスプリッター」、ずいぶんと
小さくて驚いたのですが、どのくらいの大きさかといいますと、
　

　
目薬とそんなに変わらない程度の大きさ です。
マッチ箱よりはひとまわり大きいかといったところですね。
　
・・・若い人には 「マッチ箱」 なんて分かりませんね！ いいですけど！
そういえばマッチ箱っていつ頃まで現役だったのでしょうね。
　

　
入出力端子です。前面はHDMI-OUTが2つ、背面はHDMI-INが1つと、
電源供給のための microUSB端子、そしてresetボタンが付いています。
　

　
ということで、実際に接続をして試してみました。
結論からいうと上手く繋がったのですが、その過程では結構苦労をしました。
　
お目当ての機器はスカパー！プレミアム光チューナ 「TZ-WR325P」 だった
のですが、最初に繋いだところ一瞬映ったかと思ったら全く映らなくなり、
それ以後は 何をやっても映らない、という困った状態になってしまったのです。
　
DBR-Z260 で試してみると問題なく映るため、スプリッタそのものに
問題があるとは考えられず、これはまた 相性問題 でもあるのかと思って
頭を抱えていたのですが、結論としてはどうも最初のネゴシエーションに
失敗した際に TZ-WR325P の出力がおかしくなってしまったようで、
TZ-WR325P のほうの「リセット」ボタン を押したら問題なく映るようになりました。
　
最終的にはちゃんと使えるようになりましたのでホッとしましたが、
それにしてもHDMI規格というのは、リンクのためのネゴシエーションも遅いし、
場合によってはウンともスンとも言わなくなるしで、本当に悩ましい規格ですね・・。
　

　
何はともあれ、目的は達成することができました。もしものときのための
microUSB給電ケーブルもつなぐ必要はなく、配線がスッキリしました。
特に機器が散乱する部屋で ACアダプタを1つ撤去できた ことが大きいですね。