twitterの自動スパム生成アカウントは「検索」で人の目に付く
2013/03/10
twitterに潜む スパマー。潜むというか、潜んでいない、そんな
ツイッターアカウントを最近は目にすることが本当に多くなりました。
「デジタルマガジン」さんでは 女性アイコン でスパムリンクを
ばら撒くアカウントについて触れられています。
■『はてなブックマーク』の人気記事をひたすらツイートするTwitter美女軍団は何なのか | デジタルマガジン
http://digimaga.net/2013/03/twitter-amazon-affiliate-beautiful-women
すげー邪魔くさいんですけど。なんか『はてなブックマーク』で人気の投稿になったウェブページを、Twitterでひたすらツイートするだけの美女軍団がいるんです。
この手のスパムは以前から「うわ、こんなのあるんだ」と気になっていました。
というのも、以前は結構あちこちのアカウントをフォローしていたみたいで、
自分のところにも 「○○さんからフォローされました」 メールが
twitterから来て、それで気づくということが多かったのです。
あれはその「フォローされました」メールを見てクリック誘導されてくる人も
カモにしようと思ってやっていたのだと思います。しかし最近はそういう
フォローメールが来ないのは、実際は逆効果で、
「すぐ見つかる」→「スパム報告される」
という やぶ蛇コース に突入しやすいため、自らフォローはあまりしなくなった
のでないかと思っています。
こういうアカウントはフォロワー数は結構多いこともあるのですが、
フォロワーを買っているとか、こういうアカウント同士で相互フォロー
しているとか、同じようにフォローしまくりのスパマーがフォローして
いるとかそういう数が加算されているのでしょうかね。
ただ、フォロー内訳を見ると本当に普通の人がフォローしているケースも多いですので、
もしかすると、自動フォローをして フォロー返し が来たものだけ残すと
いったアルゴリズムを動かしたりしているものもあるのかもしれません。
フォロワーを見ていると、善良そうなアカウントでも、なぜかフォロー数と
フォロワー数が同じ数くらいのアカウントがほとんどだったりします。
さて、この記事を見てちょっとお話しようと思ったのは、最近わたしも
似たようなタイプ のtwitterスパムを目にしたことがあったからでした。
具体的には、au KDDI の 「Remote TV」 の記事を書いていた頃、
巷では Remote TV についてどんな反応があるのかと思って、
twitter検索 をしたときのことです。同じニュースにリンクしている
アカウントが大量に見つかり、それがみんなこのようなスパムアカウント
だったのです。違ったのは、アイコンが美女ではなかったことと、
誘導先がAmazonではなく AppStoreの電子書籍アプリ だったことくらいです。
残念ながらそのときに見つかったアカウントは、もうtwitter検索では
見つからなくなってしまっていますので、ここでご覧頂くことはできません。
スパム報告 で消えてしまったのかもしれません。
似たような例を見つけようとすると、たとえばこんなのですね。
これらは以下の記事のタイトルから検索して引っ張ってきたものです。
■4Gamer.net ― マフィア梶田の二次元が来い!:第148回「生贄と救済とキャビンから開くフロンティアゲート」
http://www.4gamer.net/games/196/G019620/20130315073/
同じ記事に対して 不自然に同時期にリンク を貼っているアカウントの
ほとんどがアイコンなし卵アカウント。アイコンがあるアカウントも
中を覗いてみると実は同じ手口のものだったりします。
ニュースのリンク 自体は普通にPOSTをしていて、偽装リンクしている
わけではありません。しかし、普通のニュースリンクを6割つぶやく中に
4割くらいAmazonのリンク を混ぜています。1つのアカウントでこれを
やっているのであれば、まぁ頑張ってね、で済むのですが、沢山のアカウント を
取得して同じ手法でリンクをばら撒き始めたらそれは立派なスパムです。
こちらは手法としてはもっと直接的なものですが、「ヒット商品」 という
切り口で商品ランキングから延々と商品ランキングスパムを複数アカウント
で実施している例です。
これも「そんなの やらせておけよ。フォローしない限り目に入らないでしょ」
と思いがちなのですが、こと「検索」をする場合だとこれが困った対象になります。
たとえば上記は 「Slingbox 350」 というキーワードで検索したものですが、
その検索結果はこうした商品スパムで埋め尽くされるワケです。
ちなみに先ほど「リンク先を偽装しているワケではない」というお話をしましたが、
実際には偽装をしている、より悪質なスパム も何度か見かけたことがあります。
具体的には、私のブログ記事のタイトル を使ってリンクを増産しつつ、
短縮URLになっているリンクをクリックすると 全部楽天アフィだった、
みたいなケースです。
リンク先も様々で、パターンとしては上記のようにAmazon商品に誘導するような
ものが一番お手軽ですので多いのですが、特定のベンダの電子書籍アプリ群 や
怪しい情報商材群 にひたすら誘導するものもよく見かけます。
ということで、twitterに於けるスパムというのは、自分のタイムライン だけを
見ているときには何ら気にならないのですが、ときどき「検索」を使おうとすると
このようにかなり目を覆いたくなるような状態に出くわすときがあります。
また、そういう入り口から目に触れてもらえることを狙って、こうしたスパムは
力を注いでいるのでしょう。
ブログブームが始まったのは2003年頃ですが、それから1~2年してスパムブログの
自動生成ブームが一気にやってきて、業界は色々な対応に追われることになりました。
(「スプログ」 なんていう固有名詞も生まれました)
人の居るところにはスパムあり。mixi も、twitter も、みんなこうして
同じ道を辿っているのかと思うと感慨深い(?)ものがありますね・・・。
2013/03/10 [updated : 2013/03/16 11:58]
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