無線LAN搭載SDHCカード「ezShare」を試す - アプリも使いやすく満足の出来
2013/03/04
テックから発売された無線LAN搭載SDHCカード 「ezShare」 の
32GB版が手元に届きましたので早速使ってみることにします。
・・・すみません、ウソをつきまました。実はもう 2週間以上も前 に
届いていたのですが、ここまで試す時間が取れませんでした orz
■2013/01/25 [テックからも無線LAN搭載SDカード - 「ezShare」は中国のベンチャーのOEM
テックからも無線LAN搭載SDカード - 「ezShare」は中国のベンチャーのOEM]
パッケージはこんな感じのプラスチック箱になっています。
開けてみるとちょっと「わぁー・・・」と思いますね。
綺麗な装丁の 中国語マニュアル がそのまま入っていて、それに付け足すように
日本語マニュアルが普通の紙で付属しています。テック社というと
大陸産の商品でいいものを見つけてきてそのまま国内販売代理店になるという
商売が多い印象なのですが、このezShareもまさにそのパターンになります。
ezShareの製造元は中国のベンチャー、LZeal社です。
カードの表面を見てみると、
技適マークが後貼りのシールとして
貼られているというのもそれを象徴していますね。
ezShareで何といっても特徴的なのはこの 物理スイッチ です。
内蔵のWi-Fi APが、外側に動かすとON、内側に動かすとOFFになります。
Wi-FiのAPをカード側で起動してスマホ等から見つけてもらう方式の
カードでは、接続する/しないに関わらずずっと無線のための
バッテリ消費を続けてしまうことが問題になることが多いのですが、
この ezShare では、転送の必要があるときだけスイッチをONにして、
それ以外のときはOFFにしておくことで 無駄なバッテリ消費を抑えます。
では実際に接続していくことにしましょう。スイッチをONに
しておいて、デジカメに放り込むと、その時点でデフォルトの
SSIDとパスワード(あとで変更可能)でWi-Fi AP が起ち上がります。
スマホのWi-Fi設定からそのSSIDに接続し、ブラウザで、
http://ez/
というURLにアクセスすると、そのままブラウザモードで表示ができる
ようになります。繋がるとSDHCカードの中の写真が一覧で表示されます。
写真サムネイルをタップすると大きく表示され、「Download」ボタンを
押すとその場でスマホ側にダウンロードすることができます。
ダウンロードした写真は普通にスマホの中の写真フォルダに保存され
ますので、あとは煮るなり焼くなり 好きにすることができるわけです。
これはezShareとは関係ないのですが、デジカメで撮った写真を直接転送すると
通信時間が掛かりすぎてタイムアウトすることがありますので、できれば
縮小アプリ などで加工してからアップしたほうが良いですね。
さて、ここまではブラウザから操作してきましたが、ezShareには
スマホ用の 専用アプリ (iOS/Android)も準備されていますので、
そちらも試してみましょう。Android版はGoogle Playから
簡単に見つけることができます。
余談ですが、
設定画面の 「私たちに参加する」 って何だよ・・・
というくらいには多言語化の甘さを感じるところではありますがw
しかし、このアプリはなかなかしっかりしていて、主な部分の動作で
不安に感じるところはほとんどありません。
先ほどのブラウザで見た画面と同じように、写真一覧が表示されます。
サムネイルをタップして写真を大きく表示し、左下のダウンロードボタン
を押すと即時に保存が完了します。共有ボタンというのもあり、
直接twitterアプリなどに受け渡して投稿作成もできるのですが、
その時点では大抵 Wi-Fi接続先がezShare側 になっていますので、
一度どこかでWi-Fi接続を切り替えるか3Gにしないと投稿はできません。
そういう意味では普通にスマホ内のストレージに保存するほうが主な
使い方になるでしょう。
ところで、設定メニューを見ると、なにげに 「自動プッシュ」
という項目があります。これをチェックすると、Eye-Fiと同じように、
写真を撮ったそばからどんどんスマホに転送するというモードになります。
写真を撮るとこのようにどんどん ダウンロードリスト に追加されていき、
スマホ側に写真が溜まっていきます。(自動プッシュをONにした後に
シャッターを切ったデータのみ対象となり、それ以前に撮影済みだった
データは対象にならないようです)
ということで、ezShareを使ってみたファーストインプレッションでしたが、
全体的にはカード、アプリともに 非常に良くできている という印象でした。
ezShare自体は中国だけでなく英語圏の国々でも使われているようですので、
そういう意味では世界をまたに駆けて洗練されているともいえるでしょう。
自動プッシュのような使い方もできるのは利点ですが、個人的にはやはり
「イベント会場等で基本的にはデジカメで綺麗な写真を残したいけど、
その中で数枚だけ、その場でtwitter等に投稿したい」
というシーンが一番よくあるシーンですので、必要なときだけスイッチをONにして
アプリから指定写真だけを吸い上げられるezShareは、そういうパターンに
ぴったりのソリューションになってくれそうです。今度サーキット等に行った
ときには、このezShareをお供に持って行って試してみようと思います。
2013/03/04 [updated : 2013/03/11 00:35]
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