CanoScan N676U はもう11年前の製品か・・・フラットベッドスキャナの盛衰

　
私はずっと、コピー機代わり として、この CanoScan N676U とモノクロ
レーザープリンタ Brother HL-5070DN の組み合わせを活用してきました。
スキャナで読み取って、それを即印刷すれば、コピー機と同じことになります。
　
もうずっと、何年同じことを繰り返してきたのかわかりません。
ところが、先日いつものようにこの CanoScan N676U を使おうとしたところ、
ドライバがインストールされていないことに気づきました。
　
ああ、そういえばノートPCもだいぶ入れ替わったよな、、、と思って
ドライバをインストールしなおそうと思ったのですが、
　
　CanoScan N676U の Windows7用のドライバが見つかりません。
　
いや、正確にはWin7でも32bitだったら公式から落とせるドライバで
何とか動くようなのですが、64bit版のWin7 だけはどうやっても
動かないようなのです。公式サイトではそもそも32bit版も含めてWin7には
非対応であることが明言されています。
　
■キヤノン：Q&A検索｜【パーソナル向けスキャナー】Microsoft Windows 7（SP1含む）対応状況(パーソナル向けスキャナー)
http://cweb.canon.jp/e-support/faq/answer/canoscan/50804-1.html
　
気が付くと、身の回りのPCはどれもこれもみんなWin7(64bit)になって
しまいました。Let's note SX1 も、Lavie Z も、そしてエンコード用の
自作デスクトップPCも、全て Win7(64bit) です。
　

　
USBケーブルで繋げばとりあえずスキャンできると信じて疑わなかった
愛用の CanoScan N676U が、こんな形で動かなくなるとは
思いもしませんでした。しかし、あらためて調べてみると、
　
　このCanoScan N676Uの発売年月は、なんと2001年9月です。
　
もう11年半も前の機種なのでした。
　
■キヤノン、1,200dpi対応の薄型A4フラットベッドスキャナなど
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010903/canon.htm
　
11年半て・・・よくここまで現役で来られたものだと思います。
稼動部もあるものなのに、11年半のあいだ、まったく故障もなく
頑張って動いてくれました。しかし、それももうお仕舞いです・・・。
　
「フラットベッド」なスキャナにこだわらないのであれば、
既に所持している富士通の ScanSnap S1500 でも事足りるのですが、
あれはシートフィーダ型ですので、「紙ペラ」 の形状になっているもの
でないとスキャンすることができません。たとえば本の表紙だけを
裁断せずにスキャンするとか、そういうことはできないわけですね。
そういう意味でも、「コピー機の代わり」を求めるのであれば、
やはりフラットベッドなお手軽スキャナは1台確保しておきたくなります。

で、同じCanon製ということで最新型を探すとこちら、CanoScan LiDE 210
に行き当たりましたので、とりあえず注文してみることにしました。
しかし、最新型でも 2010年型 なのが、この分野の商品需要の冷え込みを
物語っている気がしないでもありませんね。。。
　
スキャン機能自体はプリンタが 「複合機」 という名目で奪いにきていますし、
一方で自炊のような需要には前述のScanSnapのようにフィーダ型で
「重なり検出」 の精度が一番のキーファクタになっていたりします。
フラットベッドなスキャナ単体の需要はもう風前の灯なのかもしれません。