11年ぶりにスキャナ新調 - CanoScan N676U の代わりとして CanoScan LiDE 210 到着

　
■2013/03/09 [CanoScan N676U はもう11年前の製品か・・・フラットベッドスキャナの盛衰
CanoScan N676U はもう11年前の製品か・・・フラットベッドスキャナの盛衰]
　


　
付属品は本体のほかはUSBケーブルと縦置きスタンドのみのシンプル
な構成です。USB給電 で動くため、ACアダプタすらありません。
　
デジモノ系で11年来の買い替えとなると、本体はさぞかし小さく軽く
なっているだろうというのが通常のイメージなのですが、スキャナは
A4サイズという 台の大きさ がそもそも必要なため、小型で感動～
ということは特にありません。重さも N676U からあまり代わっていませんね。
　

　
縦置きスタンド は正直、要るのだろうかコレ？ という感じが
しないでもないのですが、いちおう紙なら縦置きのまま読み取り台の
ふちに乗せる感じでそのままスキャンすることが可能です。
　

　
ワンタッチボタン の類も色々付いています。まぁこのあたりは
よほど高頻度で使う人でない限りそんなに「待ってました！」
という感じの機能ではないかとは思います。使う人は使うと
思いますが、私はいつもソフトからTWAINドライバ経由ですね。
　

　
こういう ヒンジ の部分はフラットベッド型には必須の構造ですね。
ある程度厚みのあるものを読み取る場合にもちゃんとカバーを
水平に保ったままスキャンすることができます。
　

　
専用ソフトの MP Navigator EX 4.0 もあるのですが、とりあえず
TWAINドライバから起動する ScanGear があれば大抵のことはここで
済ませることができます。
　

　
ただ、4800dpi と聞いていたのですが、メニューを見ると 1200dpi までしか
選択できません。これはどういうことなのか？！ と一瞬焦ったのですが、
　

　
直に入力 るすと4800dpiでも、さらには超解像ソフト処理経由も
含めて19200dpiなんていう数字も入力できてしまうのでした。
　
おおっ、と思ってちょっとだけやってみたのですが、A4サイズで
換算すると4800dpiでもデータサイズが 6GB オーバーとかになり、
「データサイズは 1.8GB まで」「縦横ピクセルは 21000×30000 まで」
という制限に引っかかってスキャンすることもできません・・・。
　
4800dpiでスキャンするためにはもっと小さい枠に絞ってからスキャンする
必要が出てくるのですが、実際のところ出てくる画像はドットバイドットだと
もうモザイク模様で何が何だかという状態ですし、紙のスキャンでこんな
高解像度が必要になるシーンというのはほとんど無いと思われます。
実用的には 600dpi もあればオーバースペックといったところですね。
　
シートフィーダ型の ScanSnap S1500 は自炊をする場合のような、
紙ペラを大量にスキャンするときには圧倒的な威力を発揮するのですが、
ちょっと 厚みのあるようなもの をスキャンしたりするには
まだまだフラットベッド型は手放せません。
　
USB給電タイプだと必要なときだけ繋げて使って、必要ないときには
部屋の隅にでも立てかけておけば良いですし、お値段も昔は2～3万円
くらいしたものがすっかり 数千円モノ になっていますので、
お部屋に1台あってもジャマにはならないかもしれませんね。