無線マウスにおける「電池」の重さの問題とか

　
私は無線マウスを何度か試してみましたが、どうしても手に馴染むものが
無かったために、今でもずっと有線マウスを愛用しています。
その一番の理由というのが、
　
　電池 を載せなければならないことによる 重量増 です。
　
たとえば、この「BSMBB09DS」シリーズの重量を見てみると 「約66g(電池含まず)」
となっています。このマウスを動かすためには 単三電池×2本 が必要です。
　
電池の重量というのはメーカによっても種類によってもそこそこ差がある
ようなのですが、大体標準的なアルカリ電池であれば1本23gくらい、
2本で46g という感じになるでしょう。実際に使用するときの電池含む重量
というのはだいたい 「112g」 くらいということになります。
　
これでも昔の無線マウスに比べたら本体重量が削れているぶんだけかなり軽くは
なっているとは思うのですが、それでも、私が軽くて使いやすいと思っている
歴代のマウスと比べると、
　
　- Logicool MDO-30　　約62g
　- ELECOM M-MK1URSV　　約75g
　
ということで、2倍・・とは言いませんが、電池の重さの所為でそれに近い
くらいの差が生まれます。
（ちなみに有線マウスの重量の公称値というのは コードの重さ 等も含む
ようですので、実際の体感重量はコードぶんだけ軽く感じるはずです。）
　
Bluetooth 4.0のLow Energy機能を搭載し、従来機種と比べ260%長い432日の電池寿命(1日8時間のPC操作の25%をマウスに割り当てた場合の想定時間)を実現したマウス。
ということですが、個人的にはせっかく大幅に電池寿命を伸ばしたという
ことですので、それを逆に 「少ない電池でも動く」 ほうに振ってもらえたら・・
などと思ったりもします。
　
容量的に見ると、単三電池というのは単四電池の2.5倍くらいの容量があって、
一方で重量は23g→11gくらいまで減るようです。とすると容量計算だけでいえば、
　
　単三×2本で432日 持つデバイスは、単四×1本で86日 くらい持つ
　
・・・と、そんな簡単にはいかないのかもしれませんが、＋11gで86日持つ
のであればそのほうが良いと思う人も多いのではないかと思ったりします。
（自前で電池サイズ調整用のアダプタを噛ましたりすればある程度目的は果せたり
するのかもしれませんが、アダプタぶんの重量だけ無駄が出る印象があります）
　
ノートPCしかり、スマホしかり、小型にしたいデバイスに於いて、重量の悩みは
いつもバッテリ に集約されるというのはどこでも変わらないのですが、
マウスのように機能向上による電力消費量増大をそれほど考えなくても良いデバイスは、
今後もこのあたりは改善されていく希望は持てそうですね。