望遠側の手ぶれ対策は慎重に - PEN E-PL2用に望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm」
2012/09/16■2012/09/14 [お買い物で久しぶりに"衝撃"走る・・・!
お買い物で久しぶりに"衝撃"走る・・・!]
■2012/09/15/ [デジ一眼の「ブラック」ボディに、間違えて「シルバー」レンズを買ってしまったお話
デジ一眼の「ブラック」ボディに、間違えて「シルバー」レンズを買ってしまったお話]
ということで、てんやわんやがありましたが、Olympus PEN E-PL2用レンズ、
「M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7」を早速使ってみることにします。
モノは 75-300mmの望遠レンズ。35mm判換算でいうと150-600mmという超望遠です。
もちろんPENに限らず、マイクロフォーサーズであればマウントできます。
左から順に、
・M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II
・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6
・M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7
を並べてみたところ。一番右が今回購入したもので、左の2つは最初にボディ
を買ったときに「ダブルズームレンズキット」として付属してきたものです。
これだけ見ても今回購入した75-300mmの筐体がいかに大きいかが分かります。
比べて、PEN Lite E-PL2 のボディは一眼といっても非常に小さいものですが、
このように、装着すると文字通り 「どちらがボディだか分からない」状態
になります。35mm判換算で150-600mmというのは、ワイド端28mmスタートを
基準にすると
「5.3倍~21.4倍ズーム」相当 ということに
なるわけで、大きくなるのもやむを得ないというのは分かります。
ちなみにPEN E-PL2のボディ重量は362g、一方でこのレンズは 430g です。
重量もボディよりはるかに重いですね。両方あわせると792gとなり、
「新しいiPad」(662g) よりもはるかに重く なります。
そうはいっても、フルサイズのデジ一眼と長玉を持ち歩いている方と
比べたらそれでもまだまだ軽いほうではありますが・・・。
ちなみにどうしていきなりPEN E-PL2用の望遠レンズを購入したのかと
いいますと、先日 SUPER GTの観戦 に行ったとき、コース上を走る車を
綺麗に収められなかったのがちょっと悔しかったからなのですね。
■2012/09/07 [初音ミクBMW 2012 SUPER GT第6戦富士の観戦写真レポート(1)
初音ミクBMW 2012 SUPER GT第6戦富士の観戦写真レポート(1)]
私の場合、素晴らしい構図の 「作品」 を撮りたいとまでは思っていなくて、
大きく綺麗に撮りたいだけですので、たとえばピットウォークなどのときに
近づいて撮るぶんにはコンデジでも十分綺麗に撮ることができます。
ただ、コース上にいる車にはどうしても近づくには限界があり、それを
コンデジで精一杯ズームして撮るにしても、なかなか綺麗に撮ることが
できません。これは倍率の問題というよりも、遠くのもの(光)を細部まで
綺麗に再現して保存できるかという クオリティの問題 にもなってくるのでしょう。
だからといってデジ一眼を素人が持ち出しても猫に小判であることは容易に
想像できるのですが、せっかく持っているPENにももっと出番をあげたいという
こともあって、次々回の茂木にはこのセットを持ち出そうと考えているのでした。
余談はここまでにして、とりあえず試し撮りサンプルを撮ってみます。
⇒ オリジナル (JPEG, 4032x3024, 7MB)
これはワイド端、すなわち 75mmまで引いて 撮っているところですが、
それにしても前述のとおり35mm判換算28mmスタート換算で5倍ズーム以上
の位置から始まるため、対象物からは相当に離れないといけません。
実際、このレンズ1本だけを持っていったら撮れる絵はかなり限られてしまう
でしょう。本番では少なくとも2~3本のレンズを持っていって、使う場所に
よってどんどんレンズを換えていかないといけないことになるかもしれません。
⇒ オリジナル (JPEG, 4032x3024, 7MB)
同じ位置から一番寄ってみるとこんな感じ。
⇒ オリジナル (JPEG, 4032x3024, 7MB)
こちらは花の写真です。一番引いた75mmの写真と、
⇒ オリジナル (JPEG, 4032x3024, 7MB)
同じ位置から一番寄ってみた300mmの写真です。
一番望遠側に寄ったときの 手ぶれ については、やはり相当に気難しいものです。
ちなみにPEN E-PL2には センサーシフト型 の手ぶれ補正が内蔵されているため、
この M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm ではレンズそのものに手ぶれ補正はありません。
「晴れた日の屋外」 ならそれでもあまり問題とはいえず、手持ちで望遠側いっぱいに
寄っても、ちゃんとぶれずに撮れる確率はそこそこ高い感じでした。
しかし、室内 のように光の足りない状態で撮るとこれがかなり厳しくなります。
もう7~8枚に1枚くらいしかちゃんと撮れていないという状態です。
室内で300mmのテレ端で写真撮るなよ、というのはごもっともですが・・・。
屋外でも曇っている場所や夕暮れなどの明かりの足りないシチュエーションで
撮るときには、三脚は必須ということになるでしょう。ヘタをすると三脚で撮っても
なかなかちゃんとぶれずに収められないこともあるかもしれません。
このレンズを持ってから私もようやくPEN E-PL2の 「iAモード」 ばかり使う状態
から離れて、絞り優先、シャッター速度優先 などのモードをいくつか使いながら
ぶれない設定というのを探していたのですが、そもそも色再現とかの作品としての
美しさを求めるより綺麗に「記録」することのほうが優先なのであれば、
ISOオート の上限を見直すほうが良いのかもしれないと気づきました。
デフォルトではISOオートの上限が「1600」になっていたのですが、これを「6400」
まで上げてしまえば、暗めのシチュエーションでは常に ISO 6400に貼り付いて
しまう代わりに、かなりシャッター速度を稼ぐことができるようになります。
もちろん、「綺麗な作品」を撮りたい方にとっては「それじゃ意味ないのでは・・」
というお話になるのかもしれませんが、このあたりは目的によって設定を詰めて
いくことが必要になってきますね。
カメラ・デジカメに関してはずっと「記録メカ」としてしか接していなくて、
素人同然の私ですが、こうして新しいブツを手にすると、それでも分からない
なりにいろいろ設定をいじってみたりするところが自分でも面白いです。
ハマる人はこういうところから色々ハマっていくのかもしれませんね。
最後の1枚はこちら。たまたまシャッターを切った瞬間に対象物が動いたものですが、
何か・・周りに飛んでいる 「蚊」 にイライラしているらしくて、突然、蚊に向かって
食いつくようなことをするのですねw 周囲にはペット用(?)の蚊取り線香が一杯
置いてあるのにそれでもときどき空中に向かって噛み付いています・・。
2012/09/16 [updated : 2012/09/23 14:53]
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