かなり快適な TwonkeyMedia＋PS3 の組み合わせ - 15秒間隔のシーンサーチに追随

　

　
以前からPS3のメディアプレイヤーとしての素性の良さはよく聞いていた
のですが、私はDLNAサーバ自体どうも
　
　シークが遅い（好きなシーンにすぐ飛べない）
　
という先入観があったため、NAS直読みできないPS3も敬遠していたところが
あったのです。
　
ところが、TS-219P にインストールされている UPnP Media Server(Twonkey Media)
との組み合わせだと、シーンサーチ が非常に快適に使えることに気づきました。

こんな感じです。nasne(ナスネ)のレビューでもちょっとご紹介しましたが、
PS3は 15秒間隔でサムネイルを表示 してすぐにそのシーンに飛べるという
強力な シーンサーチ機能 を持っています。これがぞんぶんに効果を発揮するのは
nasne(ナスネ)くらいなのかと思っていたのですが、これがTwonkey Mediaが
相手だと同じようにほとんどストレスなく使えます。
　
RD-X9などではこんなに快適にシーンサーチできませんでしたので、
DLNAサーバの性能やソフトとの相性 もあるのだと思います。
これだけ快適に使えるならNAS直読みできるプレイヤーにこだわらなくても、
PS3＋TwonkeyMediaで十分な気がしてきました。何といってもPS3の操作系は
抜群に快適ですので、その点はほかのガジェットの追随を許しません。
　

　
これはPS3でDLNA再生中に見た、TS-219Pの リソースモニタ(CPU使用率)
ですが、同じDLNAでも、プレイヤー側(この場合はPS3)が対応している
コーデックのファイルを再生するときにはこの程度、せいぜい 20～30%
くらいまでの使用率に収まっています。
　

　
ところが、プレイヤー側(PS3)が対応していないコーデックのファイルを指定
した場合、サーバ側で 自動変換(トランスコード) が掛かって送信されるため、
こんな感じで CPU使用率がMAX に張り付いてしまいます。
しかも画質が悪く、さらにトランスコードが間に合っていなくて再生が止まったりしますし、
もちろん上述のような快適なシーンサーチもできなくなります。PS3で快適に
再生するには、PS3が対応しているコーデックで統一しておいたほうが良いでしょう。
　
ちなみに1つめのグラフは MPEG4/H.264 のファイルを再生したとき、2つめのグラフは
FLV(VP62) を再生したときの状況です。トランスコードが掛かっているかどうかは
TS-219Pのプロセスリストを見るとすぐわかります。直転送のときには
twonkeymediaserver というプロセスが動いていますが、トランスコードが
行われているときには ffmpeg が呼び出されていてこれがCPUを喰うようになります。
　
TS-219PとPS3の組み合わせがかなり良好なことが分かりましたので、
nasne(ナスネ)のこともありますし、当分メディアプレイヤーはPS3固定で
使っていこうかなと思っているところです。