"絶対にツメが折れない"LANケーブルがBUFFALOから登場、一気に158製品

　

　
BUFFALOから 検証映像を兼ねたPV がYouTubeにアップされていますが、
従来製品は180度の折り曲げを繰り返すと14回程度で折れてしまうのが、
このBSLSシリーズでは70回を超えても折れない様子が映し出されています。
実際には500回でも折れないとのことです。
　
何か新しい構造上の工夫によって成し遂げたのかと思いきや、
　
■「曲げて折るのは無理」バッファロー、ツメが折れないLANケーブルの検証動画
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120806_551644.html
コネクターの素材については公表されていないが、構造としては、ツメとコネクターが樹脂で一体成形されている点で従来品と大きな違いはない。ほぼ素材の差により、折れないツメを実現したとしている。
ということで、構造自体はあまりかわっていないようです。
単純に 折れにくい素材 にこだわった、ということになるのでしょうか。
いずれにせよ180度折り曲げても折れないというのは心強いところでしょう。
　
それにしても、「絶対に折れない」といわれると矛盾の故事を思い出して
しまうのですが、
　
　「どんな扱いでもツメが折れないLANケーブル」と、
　「どんなツメもへし折ってしまうハブ」 を戦わせたら、
　
・・・いや、それだとハブが発売禁止になって終わりそうな気がしますけど、
　
　「どんなツメでも 引っかかったまま抜けなくなって しまうハブ」
　
くらいなら、あちこちにありそうな気もします。
　
そういえばこのBSLSシリーズ、「絶対にツメが折れない」とは
宣言していますが、抜けにくさというのはどうなのでしょうね。
　
私はLANケーブルで困った経験というと、どちらかというとツメが折れる
というよりは、
　
　いくらツメを押し下げて 抜こうとしても抜けない
　
という状態になってしまうことが多くてイライラさせられるのですが、
このケーブルはそういう 「抜きやすさ」 の面ではどうなのかもちょっと気になります。
　
なお、今回のBSLSシリーズはカテゴリ6a、カテゴリ6、カテゴリ5eそれぞれに
ついて、各種長さ×カラーバリエーション×形状なども加えて一気に
158製品 が登場することとなります。新しい特長の製品が出るというよりは、
主力ラインナップを全てこのコネクタに置き換えていくことになるのでしょう。
　
LANケーブルといえばここ数年は品質そのものよりもケーブルの形状
（薄さ、柔らかさ）などを工夫して取り回しのよさをアピールするものが
多かったのですが、コネクタ部分の材質や形状の工夫も新たに争点となる
のかどうか、今後のライバル各社の動きにも注目ですね。