ハンファからiPhone4/4S用の360度パノラマ動画レンズ「GoPano micro」

　
得られる映像の解像度は機種ごとに異なっていて、
iPhone4S に装着した場合は 1920×456 の映像を、
iPhone4 の場合は 1280×304 の映像を得ることができます。
　
これはそもそもiPhone4SとiPhone4では動画の最大撮影解像度に違いが
あるためで、iPhone4Sでは1920×1080(フルHD)の撮影能力を持っていますが、
iPhone4は1280×720(ハーフHD)しか撮影できません。
この最大解像度が 投影面のベース になるため、上述のとおり
パノラマ撮影時の解像度もこれに影響されてくる形となります。
　
ちなみに撮影には専用アプリ「GoPano app」を使います。
これで撮影した映像は そのままパノラマに伸張されて 保存される
ようですので、bloggie MHS-PM5K のようにPCに取り込んで
あとから専用ソフトで伸張したりする手間は必要はありません。
　
360度パノラマ動画というのは、bloggie MHS-PM5K のときにも
ちょっとお話をしたのですが、基本的に円形（ドーナツ状）に
投影された曲面映像を伸張することで実現されますので、
得られる映像は 解像度が低いもの になりがちです。
　
■2010/02/10 [bloggie MHS-PM5K 試し撮り - 360度レンズは縦180px以下のおまけ画質・・・
bloggie MHS-PM5K 試し撮り - 360度レンズは縦180px以下のおまけ画質・・・]
■2010/02/13 ["あの人"もちょっと不満？ bloggie MHS-PM5K の360レンズの解像度
”あの人”もちょっと不満？ bloggie MHS-PM5K の360レンズの解像度]
　
私も bloggie MHS-PM5K には結構期待をして購入したのですが、結果として
縦ライン180pxしか得られないというのはかなり期待はずれなものでした。
　
今回の「GoPano micro」は縦ラインが最大456pxということで、
bloggie MHS-PM5K と比べると 2倍以上の解像度 があることになります。
実際に公式サイトで見られるサンプルもまずまず良好でした。
　
■GoPano Micro 製品情報 | Hanwha-Japan
http://www.hanwha-japan.com/products/gopanomicro/

ただ、これも先の記事でお話したとおり、この円状からの投影という
仕組み上、映像の下側と比べると、得られる映像の上側の解像度、つまり
ドーナツの中心側 から得られる映像は著しく低くなる傾向にあります。
　
そういった特性も踏まえた上で、面白い活かし方ができるかどうか、
購入前には頭の中で撮影シミュレーションをしてみると良いかもしれませんね。