メディアプレイヤー「HiMedia HD600A」を試す、NAS直読みでシークも快適!

2011/11/26

■2011/11/23 [テック「HiMedia HD600A」を購入、多機能なネットワーク・メディアプレイヤー
テック「HiMedia HD600A」を購入、多機能なネットワーク・メディアプレイヤー]
■2011/11/25 [TECのメディアプレイヤー「HD600A」、まずは恒例のあまとも写真館から
TECのメディアプレイヤー「HD600A」、まずは恒例のあまとも写真館から]

 
ではいよいよ、TECから発売されているネットワークメディアプレイヤー
「HiMedia HD600A」 を実際に使ってみることにしましょう。
 

 
起動するとシンプルなメニューが表示されます。
左から動画、音楽、画像、、、と並びますが、どうもこの3つは HDD接続
することを想定したものらしく、私のようにNAS読みやDLNAなどのLAN経由
を想定した使い方をしている人にとっては意味が無いようです。
 
その意味では真ん中にある 「ファイルマネージャ」 がお目当ての機能です。
それからHiMediaやそれ以外のネットサービスへの接続メニューがあり、
あとは設定メニューがあるという具合です。
 

 
余談ですが、メニューの言語は設定で日本語を選ぶこともできます。
が、選択肢が出てくるとき、
 
 「オーケー」 というカタカナが出てくるのが
 
ちょっと笑えます。あれですね、ハリウッド映画の翻訳 みたいですね。
オーケーオーケー、キミのやりたいことはよくわかった。
 

 
せっかくなのでお目当てのNAS読みの前に、YouTube接続 を試してみました。
「hatsunemiku」 で検索してみるとこんな感じで表示されます。
 

 
再生ももちろん問題はありません。
 
ただ、YouTubeは 自分からワードを入れて 検索していかないと
お目当ての動画にたどり着けないようなサービスですが、
そのワードを入れる部分に 日本語が使えず、英字もソフトキーボードで
入力しなければならないため、実際問題として使い物になるのかどうか
というとちょっと微妙です。
 

 
さて、お目当ての「ファイルマネージャ」にいってみましょう。
「NET」「UPNP」「NFS」とありますが、この中で NAS(samba)の
公開フォルダ を読むのは「NET」にあたります。
 

 
ネットワークパスを辿っていって、NASのフォルダを探していきます。
ID/PWが必要な場合は入力が促されます。同じID/PWを何度も入力する
必要がないように、ショートカットを作る機能が用意されています。
 

 
ディレクトリが見えたらこのようにプレビューさせながら好きな動画を
再生していくことができます。レスポンスはなかなか快適です。
このファイルマネージャの表示モードには「ファイル名のみ」
「サムネイル表示」 「プレビュー表示」 の3モードがあり、
お好みで使い分けることができます。
 

 
NAS上の動画ファイルをそのまま大画面ですぐ観られる、
というのはなかなか気分が良いものです。
 

 
ちょっと驚いたのが、動画形式の認識率 が非常に高いことです。
今のところ気づいた限りでは再生できなかったものがありません。
 
2年前くらいに試した 「デジ蔵(PAV-MP1)」 ではFLVの再生率は
5割くらいだったのですが、やはりあれから1年以上新しい機器
ということでチップ側の対応率が良くなっているのかもしれません。
あるいはこの点では HiMedia HD600A がたまたま優秀なのかもしれません。
 
この手の機器で再生しようとして フォーマット認識エラー みたいなものが
出てくるとげんなりしますので、認識率が高いというのは非常に嬉しいですね。
 

 
もう1つ重要な点として、動画内のシークが非常に快適 というのが
挙げられます。再生中に十字キーの左右を押すと、タイムラインバーの
好きな箇所にカーソルを持っていくことができて、決定を押すと
即時にその位置にジャンプしてくれます。
 
PC上の動画再生ソフトなどを使っているときには当たり前にできること
ではあるのですが、この手の単体メディアプレイヤーで同じような
シークができるというのはとても重要なポイントです。
 

 
なぜシークの話を強調したのかといいますと、DLNA再生 はここがウィークポイント
になるからですね。HD600AもDLNAには対応していて、RD-X9などと繋いで
DLNA再生ができたりするのですが、シークに使えるのは最大2倍速の早送りのみで、
NAS直読みのときのような「好きな箇所からスパッと再生」できる快適さは得られません。
 
特に数十分~数時間くらいの長い動画だと、
 
 「あの最後のシーンだけ、ちょっと観かえしたいな」
 
みたいなことは普通にあるのですが、そういう場合DLNAでの再生だと
目的のシーンにたどり着くのが面倒すぎて使えないという問題があります。
こういう点からみても、やはりDLNAよりもNAS直読みのほうがいろいろ
使い勝手が良さそうな印象を受けました。
 

 
おまけですが、普通の写真置き場のフォルダを指定して、
スライドショー で観賞したりすることももちろん可能です。
 
 
ということで、HD600Aのまずはファーストインプレッションといった
ところまでですが、個人的には満足度はなかなか高い印象を受けました。
 
ベースが海外製品ですのでメニュー周りがとっつきにくかったりするところも
無きしもあらずですが、ある程度PCを使いこなせるユーザであればなんとなく
想像で乗り越えられる部分ばかりですので、そのあたりは心配はなさそうです。
 
お値段もそこそこ(1万円前後)ですし、とりあえずNAS内の動画を適当に選んで、
好きな部分をパッと再生する、という機器としては十分に選ぶ価値がありそうです。


2011/11/26 [updated : 2011/12/02 12:04]


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
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Donca 2011/12/02
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