SanDisk「Extreme Pro」新版はUHS-I 95MB/sでClass10も対応、64GBのお値段は5万円
2011/10/23■サンディスク、書き込み90MB/秒の"世界最速"SDXCメモリーカード - デジカメWatch
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20111026_486308.html
SanDiskの最高峰SDカード 「Extreme Pro」 シリーズの
新ラインナップが発表されました。新しくなった Extreme Pro は、
なんと 読み込み95MB/s、書き込み90MB/s
という従来の2倍にも達する数字を引っさげての登場です。
(従来製品は読み書きともに45MB/s)
ラインナップはSDXCの64GBと、SDHCの32GB、16GB、8GBの4製品。
11月下旬からの発売を予定しているとのことです。
64GBのSDXCの店頭予想価格が「5万円前後」
という目玉の飛び出るようなお値段だったりするところもエクストリームな
感じですが・・・ちなみに32GBのSDHCでも初期の店頭予想価格は3万円前後
ですので、やはりエクストリームです(しつこい)。
■SD/SDHC/SDXC - SanDisk
http://www.sandisk.co.jp/products/sd-sdhc-sdxc-cards
「SanDisk の Extreme Pro」とだけ覚えていると旧版と区別が
付かないため一瞬戸惑うところもあるのですが、ざっと整理すると
Extremeシリーズは以下のような感じで区分けがされています。
オンラインショップなどで商品を探すときには、型番をしっかり
入力して検索したほうが間違いが少ないかもしれません。
まず今回発表された 新版 の Extreme Pro シリーズ。
■サンディスク エクストリーム プロ SDXC UHS-I カード
・SDSDXPA-064G-J35 SDXC、64GB、UHS-I、Class10、95MB/s、90MB/s
■サンディスク エクストリーム プロ SDHC UHS-I カード
・SDSDXPA-032G-J35 SDHC、32GB、UHS-I、Class10、95MB/s、90MB/s
・SDSDXPA-016G-J35 SDHC、16GB、UHS-I、Class10、95MB/s、90MB/s
・SDSDXPA-008G-J35 SDHC、 8GB、UHS-I、Class10、95MB/s、90MB/s
そしてこちらが 従来の Extreme Pro シリーズです。
■サンディスク エクストリーム プロ SDHC UHS-I カード
・SDSDXP1-032G-J95 SDHC、32GB、UHS-I、45MB/s、45MB/s
・SDSDXP1-016G-J95 SDHC、16GB、UHS-I、45MB/s、45MB/s
・SDSDXP1-008G-J95 SDHC、 8GB、UHS-I、45MB/s、45MB/s
速度が違うのはわかりますが、それ以外にも 「Class10」 の文字が旧版には
無かったことがわかります。このあたりはちょっと興味深いところで、
■サンディスク エクストリーム SDHC UHS-I カード
・SDSDX-032G-J95 SDHC、32GB、Class10、30MB/s、30MB/s
・SDSDX-016G-J95 SDHC、16GB、Class10、30MB/s、30MB/s
・SDSDX-008G-J95 SDHC、 8GB、Class10、30MB/s、30MB/s
・SDSDX-004G-J95 SDHC、 4GB、Class10、30MB/s、30MB/s
こちらは Extreme Pro ではなくて、単なる「Extreme」 ですが、
(単なるといっても Extreme シリーズはそれだけで上位製品ですが)
速度は30MB/sで、UHS-Iにも未対応でありつつも、「Class10」は付いています。
何となくイメージとしては最大転送速度104MB/sの規格である「UHS-I」
が一番速くて、「Class10」はあくまで10MB/sのことだから、
「UHS-I」は「Class10」を包含して いるのでは?!
と思って姉妹勝ちです(どんな誤変換だ・・・)。
しかし、実際にはUHS-Iの104MB/sというのはあくまで規格が持っている
理論上の最大値であり、実際の速度はデバイスの持つ性能に縛られます。
また、UHS-Iそのものは 最低保証レート ではないという点も重要です。
「Class10」表記の「ClassXX」というのは 「安定してxxMB/s以上で書き込める」
という最低保証レートを示すものであり、特に動画撮影のように一定の
ペースでずっと書き続けるようなシーンでは重要な指標になります。
■サンディスク エクストリーム HDビデオ SDHC カード
・SDSDX3-016G-J21N SDHC、16GB、Class6、20MB/s、20MB/s
・SDSDX3-008G-J21N SDHC、 8GB、Class6、20MB/s、20MB/s
・SDSDX3-004G-J21N SDHC、 4GB、Class6、20MB/s、20MB/s
こちらはその下のクラスですが、Extreme シリーズでもClass6のものが
あります。しかしClass6というのは実は48Mbpsということでもあり、
フルHDのMPEG4ビデオ を録画する場合、大抵のデジカメでは30Mbpsもあれば
十分だったりします。(ハイエンドだと48Mbpsに達することもありますが)
したがって、このようにClass6でも、最低保証レートのClassが付いている
ものにはSanDiskは 「HD Video」 というマークを付けたシリーズとして
デザインを変えてアピールしていました。
そして今回発表された最新の Extreme Pro では、UHS-I の限界に迫る
95MB/sの速度を達成しつつ、最低保証レートの Class10 にも対応した
というワケです。
上述のとおり、実際問題としては、HDビデオの記録などでは
ここまで飛びぬけた性能が必要になることはほとんどありません。
この性能が発揮されるのは、逆に写真(静止画)の撮影でしょう。
メモリカードが瞬間的な性能を最も求められるシーンは、最近だと
ハイエンドデジカメに於ける、RAWモード撮影の連写
だったりします。また、メモリの性能を限界まで引き出せるかどうかは、
デジカメ側の性能にも拠ってきたりしますので、最高の環境を手に入れるのは
なかなか大変そうですです。そういう意味でも Extreme Pro な方々向けですね。
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2011/10/23 [updated : 2011/10/29 08:24]
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