Lenovoの無線ミニキーボード「N5901」を試用・・「_」の入力はドコ？！

　
形状は「羽子板」というか、いや、「シャモジ」 といったほうが
しっくりくるかもしれません。キーボードが先端の広い部分にあり、
手元の細いほうにはトラックボールが埋め込まれています。
　
その柄の部分（？）の裏側には 単4電池×2本 を収める場所があります。
その中に超小型の USBレシーバ も収納可能になっていて、ここから
レシーバを取り出してPCに繋げるといきなりキーボードとして認識します。
ペアリングなどを気にする必要はありません。
　

　
キーピッチは広いとか狭いとかではなく、「最低限」の大きさになっています。
長文を打ったり、まして、タッチタイプすることなどは全く考慮外です。
キータッチは コツコツする感じ です。ミニキーボードはいわゆるキーボード
とは違って、普通のボタンの集合体だと思ったほうが良いでしょう。
　
キーボードの配列自体はメイン部分はオーソドックスなものですが、
記号等になると 「Fn」と組み合わせないと 入力できないものがいくつかあります。
またそれが、説明書を読むと「キー表面の印字と違っている」部分もあり、
正直かなりカオスです。
　
私のように パスワード入力 だけに使うようなことを考えるのであれば
まだ何とかなりますが、短くてもれっきとした「文章」を打とうと
思っている方にとっては、これはかなり苦労することになるでしょう。
　
その中で特に気になるのが、
　
　「_」(アンダースコア) のアサインが無い らしい！？
　
という点。どうしてそんなことになっているのか分かりませんが、
アンダスコアを入力するために泣く泣く辞書登録を駆使している方も
いらっしゃるそうです。いくら軽く入力するためのキーであるとはいっても、
OSのログインやネットサービスのID/PWにアンダースコアを使っている方に
とっては致命傷に為りかねないかもしれません。
　

　
ちなみにトラックボールの上に左右のマウスボタンがあるのですが、
中ボタン、ホイール にあたるものはありません。昔ながらのマウスよろしく、
ドラッグをしたければ左右マウスのボタンを押しながらトラックボールを
転がす必要があります。しかし、実際問題としては、
　
　両手持ちをしないかぎりドラッグ操作は不可能 です。
　
このあたりも、生活の中で気軽に使えるかどうかというのは、
実際の利用シーンをいろいろ想像して判断する必要があるでしょう。
　
私の場合、テレビ横に置いてNASの映像を再生するだけのPCがあって、
それがWindowsUpdateのたびにID/PW入力画面に戻って再入力を促されるのが
一番の課題だったのですが、それはこのN5901さえあればクリアできそうです。
とりあえずはテレビサイドPC用のキーボードとしてしばらく使い続けてみる予定です。