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2011/03/26 10:19 - 2011/03/23

計画停電に対抗して、バッテリ駆動のノートPCからWake On LAN で自動復帰

カテゴリ : デジモノ タグ :

■2011/03/14 [無停電電源装置(UPS)、オムロン「BY50S」をセットアップ]
■2011/03/15 [計画停電とオムロン「BY50S」、自動シャットダウンができるUPSの魅力]
■2011/03/16 [UPS(無停電電源装置)は満充電までに相当の時間が掛かる、ほか]
■2011/03/19 [計画停電中の代理サーバとしてノートPCの活用を考える]
■2011/03/20 [停電中のUPSには、ONU、ルータ、ハブの消費電力だけでも重荷?!]
■2011/03/22 [ASUS「EeePC 1015PEM」を購入、計画停電中も動き続けるノートPCサーバに]
 

 
何はともあれ、これで計画停電中も動き続けるサーバが確保できました。停電対策はここから次の段階に突入していきます。
 
前回までのお話で、計画停電の3時間くらいでは簡単にバッテリが
落ちないような ノートPCサーバ を確保することができました。
 
ここで『次の段階』とは何か? というお話に移ります。それは、
 
 Wake On LAN (Wakeup On LAN、WOL) です。

 
説明しよう! WOL とは、「マジカル☆ぱけっと」を発することで
ドキドキ・ウェイクアップしてしまうパソコンのことなのだ!
 
そんな説明は色々な意味で不要かと思いますが、WOLです。
 
すなわち、停電中も唯一バッテリ稼動を続けているノートPCサーバが、
停電で自動停止したサーバに対して復旧後に Magic Packet を発することで、
停電復旧後すぐに各サーバを復活させよう、というワケです。
 
 
で、色々頑張ってみたのですが、これがなかなか難しい。。。
そもそもちゃんとWOLが動かなくて試行錯誤が続きました。
 

 
BOISの設定については、「Wake On LAN」のような明示的な項目がある
BIOSであれば何も迷うことはないのですが、そうでない場合、該当するのは
大抵の場合、PCI Expressバスからの起動をONにする部分です。私のマシン
では 「PME Event Wake Up」 という項目を「Enabled」にしました。
 
上手くいかなくて試行錯誤をしている最中はいろんな項目をON/OFFして
確かめようとしてしまうものですが、結果的に関係ない項目もいじって
しまうので要注意です。たとえばここでいうと、
 
 Power On by Ring モデムからの復帰、関係なし
 Resume by Alarm 指定時刻での復帰、関係なし
 Power On By Mouse マウスイベントでの復帰、関係なし
 Power On By Keyboard キーボードイベントでの復帰、関係なし
 
などは意味がありません。ほかにも、
 
 AC Back Function
  AC電源がONになると同時に起動/復帰する。
  変にONにしてしまうと、機器の増設で電源コード抜いて作業
  したあと等にビックリ起動したりする?から止めといたほうが。。。
 
 ErP Support
  超省電力モード。むしろONにするとWOL待機を確実に殺すのでNG。
 
 Onboard LAN Boot ROM
  ネットワークブートの可否。LANの先「から」ブート情報を
  読むもので、起動のキッカケを受けるWOLとは何も関係ない。
 
などなど、罠が多いです。素直にWOLが出来ていれば迷わないのですが、
上手く行かないときは「実はこっちが関係しているんじゃ??」と
疑心暗鬼 になってしまうので注意が必要です(自戒)。
 
 
Linux側の設定では、ethtoolなどで 「Wake-on: g」 のオプションを
追加しておく必要があります。
 
■DesktopなLinuxの設定とか Wake on LANを設定する
http://80286.blog62.fc2.com/blog-entry-37.html
■DesktopなLinuxの設定とか Wake on LANを設定する【その2】
http://80286.blog62.fc2.com/blog-entry-128.html
 
この設定は毎回リセットされるため、rc.localなどで毎回、
 
 /sbin/ethtool -s eth0 wol g
 
を実行するようにするか、network-scripts/ 以下の該当ファイルに、
 
 ETHTOOL_OPTS="wol g"
 
を指定するかすればOKです。このとき、/sbin/ethtool eth0 などで
現状のオプションと指定可能オプションを確認できるのですが、
 
# /sbin/ethtool eth0
Supports Wake-on: pumbg
Wake-on: g

p、u、m、b、g、それぞれ別の意味があるオプションなのですが、
gだけで上手くいかないからといって間違ってもpumbgすべてを指定したり
してはいけません(自戒)。何かきっかけがあると 無闇に起動し始める
慌てん坊マシン になります。shutdownしても数秒で必ずリブートし始める等
の症状が出るのは大抵はこのあたりの設定が原因です。
 
ここでは「g」オプションが、MagicPacketを受信したときに起動する
オプションですので、素直にこれだけを指定しておきましょう。
 
しかし、ここまでやっても一向にWOLがうまくいきません。
どうしてかと頭を抱えていたところ、こんな情報を見つけました。
 
■LinuxでWake on LANが失敗する秘密 | Linux Wake on LANのページ
http://w3.funsrv.com/~konjo/wol.html
linuxではWake on LAN(WOL)がうまく働かない場合があります。 WOLするには電源OFF状態でもNICに通電されていなければなりません。ところが、linuxでshutdown -h nowをやると NICへの通電を止めて しまうのです。
(中略)
これを変えるにはNICのドライバーモジュールを読み込むときにオプションでenable_wolを指定します。

何かすごい重要な設定が、すごく分かりにくい小さなオプションに!!
とりあえずわらをも掴む気持ちで /etc/modprobe.conf に
 
 options eth0 enable_wol=1
 
と1行加えてシャットダウンしてみます。
 

 
すると、見事にMagicPacket一発で起動するようになりました(;´Д`)
いやはや、こういう小さな設定の見落としで変わってしまうのですね。
キミたちunix系のオプションはいつもそうだ、Wakeがわからないよ。
でもこれで一件落着です。
 
 
WOLが出来るようになりましたので、計画停電のお話 に戻ります。
 
なぜWOLにこだわったのかというのは前述したとおりで、メインサーバを
UPSで安全にシャットダウンしつつ、サブサーバはノートPCのバッテリで
動かし続け、計画停電が終了したと同時に、ノートPCからMagicPacketを
発することでメインサーバを再起動させよう、というのが狙いです。
 
しかし、ここで重要な注意点があります。それは、
 
 WOLの待機状態は、給電が途切れると無効になってしまう
 
という大問題です。WOLというのは、電源を落とすといっても完全に
落とす「ふり」をしていて、実はLANの電源までは落としてないよん♪
という状態で待機することを指すのですが、電源の供給が完全に止まって
しまう停電のような状態では待機できません。一度停電が起きると、
そのあとは給電が戻ってもWOL待機状態に戻ることはできないのです。
 
え、じゃあ今までやってきたことは全部無駄だったの??
という話になるのですが、そこでどっこい、UPS が活きてきます。
 
UPSはメインサーバを長時間動かし続けることはできませんが、
わずか数ワットの WOL待機中の電力 だったらUPSで持たせることができる
のではないか? というワケです。逆に言えばここが途切れたらアウト、
ということであり、まさに 時間との戦い ということになります。
 
色々準備はできた「つもり」ではあるのですが、実際に計画停電が来て試した
わけではありませんので、この計画が上手くいくかどうかはまだわかりません。
狙い通りの動きをしてくれるのかどうか、次の計画停電の日が勝負です。

CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。



投稿者 CK : 記事URL | デジモノ | | 2011/03/26 10:19


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