PEN E-PL2 で撮り続け。ドラマチックトーンの「何かある」感じが異常
2011/01/30■2011/01/26 [Olympus PEN Lite E-PL2 を購入! 猫に小判? シロウトにデジイチ?
Olympus PEN Lite E-PL2 を購入! 猫に小判? シロウトにデジイチ?]
■2011/01/28 [オリンパス PEN E-PL2 ダブルズームキット - まずは恒例の写真館から
オリンパス PEN E-PL2 ダブルズームキット - まずは恒例の写真館から]
■2011/01/29 [オリンパス PEN E-PL2 撮って出しのサンプルをいくつか
オリンパス PEN E-PL2 撮って出しのサンプルをいくつか]
いままでコンデジしか使ったことのない私が、Olympus PEN Lite E-PL2
を手にしてから5日が経ちました。お手軽さでいうと、今まで使っていた
LUMIX LX5 に比べたらかなりゴツくて仰々しい感じはするのですが、
出てくる画作りを見るとポテンシャルの違いは何となく感じられます。
(撮像素子やレンズの大きさも違いますし当然といえば当然なのですが)
ところで、ずっとコンデジしか使ったことが無かった私が
初めてデジイチに触れた際の、恥ずかしい笑い話 を少し。
最初に PEN E-PL2 を取り出し、とりあえず標準ズームレンズをつけて、
そのあとやったことは何かというと、
「ズームレバー(or ボタン)」を探す ことでした。
あれ、どこでズーム動かすんだ? ダイヤルか? みたいなことを延々と続けて
2~3分後、ようやく「あ・・・レンズのところを 直接手で回すんだ・・・」
と気が付きました(汗
あはは、バカでー、という話ではあるのですが、齢三十台後半にもなる自分でも
物心ついたときに覚えたのはコンパクトタイプのAFカメラ(フィルム式)
であり、その手のコンパクトカメラはズームタイプが出たときもすでに
レバー操作 だったのです。デジカメの時代になり、ケータイカメラの時代に
なっても、カメラのズーム操作はずっとレバーやボタンによるものでした。
こういうレンズ交換式カメラの世界とは無縁だった私にとって、
手で操作するズームというのはそれだけで奇妙な感触を覚える部分で
あったりします。でもしばらく使ってみると、モーターの緩慢な動き
を待たずに自分で微妙な調節ができる機構の良さもまた分かってきます。
同じく笑いの種みたいなことですが、
そのズーム操作のリングの前にあるのがフォーカス・リングです。
回してみても何も起こらないので 「なんだこれ?!」 と思っていました。
設定を MF(マニュアルフォーカス) に変えたときだけこれが効く、
ということに気づいたのがなんと購入から3日経ったあとのこと。
いやホント、いいカメラを日常的に使いこなしている方からすると
常識であることが、私のような「コンデジAF歴○年」みたいな人間
からすると意外と当たり前でなかったりするワケです。。。
MFでリングを使ってフォーカスを動かせるのは、感動的ですらありました。
実際問題、私は素人もいいところですので、変にMFにするよりは結局、
フルオート設定にしておいたほうがイイ画が出てくる確率は高いのですが、
ときどき、部屋の暗さとか、対象物との距離とかが影響して、どうやっても
うまくAFが捉えてくれない という場面に出くわしたりします。
そういうとき LUMIX LX5 などではMFにしてボタンでぽちぽちフォーカスを
合わせていたのですが、これを大きなリングで キュキュッと操作 できるのは
とても楽です。デジイチは画質が良いかわりにゴツいのが難点なのですが、
そのゴツさにはインフタフェースとしての使いやすさが「込み」になって
いるのだと改めて思い知らされます。
さて、お話はこれくらいにして、お試し撮りをもうちょっと続けてみます。
例によってオリジナルは4032×3024のJPEGなのですが、1つ1つのデータサイズが
大きいため、オリジナルデータは省略ということでご容赦ください・・・。
(1つ前の記事
オリンパス PEN E-PL2 撮って出しのサンプルをいくつか にはオリジナルデータのサンプルがいくつかあります)
上のMFの話のところで出てきたミクのねんぷちです。これは実際に撮影
したときはもうちょっと広い画角だったものをトリムして縮小しています。
ブログに載せるサイズ にしてみるとコンデジでも同じじゃないの?
という気がするのは確かにそのとおりなのですが、
部分的に ピクセル原寸 で切り出してみたのがコチラ。
全景のつもりで撮っても、拡大してみると細部まで綺麗に残っています。
駅前で撮った写真。これは標準ズームレンズで、画角を決めるために
若干ズーム側に動かした状態で撮っていますが、画角そのものは
撮ったときのままでソフトでトリムなどはしていません。
そこから384×288の原寸のピクセルだけ抜き出したもの。
画面下部のバスの先頭のあたりにある赤いポストと 青い看板 のあたりが
分かりますでしょうか。4000ピクセルのうちの400ピクセル弱でも
これだけ表現されているんだというのがわかります。
一方、もうちょっとワイドにして撮ったもの。曇り空で若干夕暮れが近づいて
きた時刻ではあったものの、人間の目にはまだまだ明るい昼間の時間です。
これは要するに、逆光に負けてオートが 光調節をし切れず失敗 した例です。
空が雲で白光りした状態だったため、光が多すぎると思って暗めの調整が入って
いるのでしょう。デジイチも 使いこなせなければ形無し、というのが
こういう1枚からでも分かります。フルMFまでいかなくても、シーンセレクトや
ホワイトバランス調整くらいを使えばもっとマシにはなったはずです。
くやしいので同じ構図にアートフィルタ 「ドラマチックトーン」 を
当てたものをw 無駄に迫力が出て面白いドラマチックトーンですが、
真骨頂はなんといっても 雲の描写 です。
こちらは80-300mmの 望遠レンズ を使って一杯まで寄ってみたところ。
これもピクセル原寸で抜き出しても細部は結構きちんとしています。
吉野家。色合いがカラフルだったのでつい。。。
線路沿いに咲いていたツバキ(?)の木。
同じく線路沿いに咲いていた梅の木なのですが、これも先ほどと同じく
オートで撮ったときに明るさをちゃんと調節しきれず失敗しています。
こういうのは慣れてくれば自分でその場で調節できるようになってくると
思いますが、ひたすらオート で撮っているだけだとこういう失敗とは
常に隣り合わせですね。
また「ドラマチックトーン」でお茶を濁すの図。
ドラマチックトーンはそういう意味ではコントラストをわざと
極端にする過程で、かならず 明るめになる部分 が作られますので、
暗すぎて画にならない、というような状態には陥りにくいですね。
プロフェッショナルな方からすると、出来合いのアートフィルタで
面白がっていてはダメだという話になるかもしれませんが、
アマチュアとしては、目で楽しめるものが ミスも少なく 残せると
いう意味で大変面白いと思いました。気になる構図は普通に撮ったあと
何となくドラマチックトーン「でも」撮っておきたい気分になります。
そんなこんなでひと通り、オリンパス PEN Lite E-PL2 を使ってみましたが、
生粋のコンデジ派、というかそれしか使ったことがない私でも、
初めてのデジイチ(ミラーレス)としてその面白さは十分堪能できた気がします。
もう LUMIX LX5 を放り出してずっと PEN E-PL2 を使っていくのか?
というと全然そんなことはなくて、普段気軽に撮るときにはLX5を使いつつ、
「よーしいっちょ『ちゃんと』撮ってやるか!」 と思ったときに
おもむろにPEN E-PL2 を担ぎ出すといった感じになりそうな気がします。
コンデジにはコンデジの、デジイチにはデジイチの良さがあることは
今回十分に実感できましたし、上手い具合に使い分けていきたいですね。
2011/01/30 [updated : 2011/02/02 22:14]
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▼ コメント ▼
No.30350 投稿者 : Beep 2011年2月 3日 01:58
そしてRAW現像の世界に嵌っていくんですね。わかります。
自分もビックカメラで触ってみて戸惑ったからブクマ。でも細かな調節ができるというのは面白そう。
コメントしましょう