室内暗所撮影テスト Everio GZ-HM350 vs Xacti HD2000、ハンディカムHDR-TG5V

2010/07/07

■2010/07/03 [裏面照射型CMOS搭載で最低被写体照度「4ルクス」!? Everio GZ-HM350
裏面照射型CMOS搭載で最低被写体照度「4ルクス」!? Everio GZ-HM350]
■2010/07/04 [Everio GZ-HM350 のために一緒に注文したバッテリと充電器だけが先に届く
Everio GZ-HM350 のために一緒に注文したバッテリと充電器だけが先に届く]
■2010/07/05 [届いたぞ!裏面照射型CMOS搭載 Everio GZ-HM350 - まずは恒例の写真館から
届いたぞ!裏面照射型CMOS搭載 Everio GZ-HM350 - まずは恒例の写真館から]
■2010/07/06 [Everio GZ-HM350 レーザータッチオペレーションとテスト撮影(動画あり)
Everio GZ-HM350 レーザータッチオペレーションとテスト撮影(動画あり)]
 
Everio GZ-HM350 のレビュー、最後は暗所撮影テストです。
暗所といっても本当の暗闇のことではなく、普通の 「ちょっと暗めの室内」
でどのくらい鮮明な絵が撮れるのか、というテストになります。
 
なお、今回テストする Everio HM350 も以前テストした Handicam HDR-TG5V と
同じく ISO値の指定 というメニューがなく、「明るさ」を数段階の上下で
調節する、というものしかありません。従って同条件での比較というのが
どんどんやりにくくなってきています。

 
このあたり、人によって評価ポイントが分かれるところだとは思うのですが、
私としては、「マニュアル操作」を駆使して一番綺麗な絵を出して撮る、
というシチュエーションより、とりあえず 「オート設定」 で対象を捉えてみて、
どこまでデジカメ側が頑張ってくれるのか、というシチュエーションのほうが、
こうした日常を切り取るためのお手軽ムービーデジカメとしては、
多くのユーザにとって重要な部分なのではないかと思っています。
 
ということで、対象をオート設定で捉えたときの映像を比べてみます。
今回の撮影対象はどちらも同じ暗めの室内で、1つは動かない本棚の撮影、
もう1つはいつもテストで使っているFlip-Flapの壁ぎわ撮影です。
 
対象機種には、以下の4機種を選びました。
・Everio GZ-HM350
・Handycam HDR-TG5V
・Xacti HD2000
・Xacti SH11
 
最初に Everio GZ-HM350 から。
 
■室内テスト1 Everio GZ-HM350 1920x1080, 24Mbps, 60i
再圧縮 5Mbps MP4 ⇒ everio_gz-hm350_auto1_mp4_5mbps.zip (6MB)
オリジナルデータ ⇒ everio_gz-hm350_auto1_mts.zip (29MB)

■室内テスト2 Everio GZ-HM350 1920x1080, 24Mbps, 60i
再圧縮 5Mbps MP4 ⇒ everio_gz-hm350_auto2_mp4_5mbps.zip (6MB)
オリジナルデータ ⇒ everio_gz-hm350_auto2_mts.zip (29MB)

続いて同じAVCHDの ハンディカム HDR-TG5V
 
■室内テスト1 Handycam HDR=TG5V 1920x1080, 16Mbps, 60i
再圧縮 5Mbps MP4 ⇒ handycam_hdr-tg5v_auto1_mp4_5mbps.zip (7MB)
オリジナルデータ ⇒ handycam_hdr-tg5v_auto1_mts.zip (22MB)

■室内テスト2 Handycam HDR=TG5V 1920x1080, 16Mbps, 60i
再圧縮 5Mbps MP4 ⇒ handycam_hdr-tg5v_auto2_mp4_5mbps.zip (7MB)
オリジナルデータ ⇒ handycam_hdr-tg5v_auto2_mts.zip (24MB)

3つめは Xacti HD2000。あくまで最高画質モードで比較するという
前提のため、このHD2000だけオリジナル映像もプログレッシブになっています。
 
■室内テスト1 Xacti HD2000 1920x1080, 24Mbps, 60p
再圧縮 5Mbps MP4 ⇒ xacti_hd2000_auto1_mp4_5mbps.zip (6MB)
オリジナルデータ ⇒ xacti_hd2000_auto1_mp4.zip (29MB)

■室内テスト2 Xacti HD2000 1920x1080, 24Mbps, 60p
再圧縮 5Mbps MP4 ⇒ xacti_hd2000_auto2_mp4_5mbps.zip (6MB)
オリジナルデータ ⇒ xacti_hd2000_auto2_mp4.zip (30MB)

最後は Xacti SH11 です。
 
■室内テスト1 Xacti SH11 1920x1080, 16Mbps, 60i
再圧縮 5Mbps MP4 ⇒ xacti_sh11_auto1_mp4_5mbps.zip (7MB)
オリジナルデータ ⇒ xacti_sh11_auto1_mp4.zip (22MB)

■室内テスト2 Xacti SH11 1920x1080, 16Mbps, 60i
再圧縮 5Mbps MP4 ⇒ xacti_sh11_auto2_mp4_5mbps.zip (7MB)
オリジナルデータ ⇒ xacti_sh11_auto2_mp4.zip (23MB)

こうしてみると、話がそれますが一番気になった、というか 遅れをとった
ように見えるのはやはり Xacti SH11 です。それ以外の3機種がいずれも暗所には
それなりに強いスペックを持つ中、SH11だけは苦しい立場になりました。
新品発売時の価格を比べるとSH11だけが5万円台で、あとは軒並み10万円前後
だったことを考えると仕方の無いことかもしれません。
 
肝心の Everio GZ-HM350 ですが、確かに 暗所に強い というウリには偽りは
なさそうです。ただ、スペック上でみる最低被写体照度で、HD2000の6ルクス、
HDR-TG5Vの5ルクスを上回る 「4ルクス」 を実現した!という前フリを聞くと、
正直そこまでの凄みは感じないというか、どっちもどっちという印象はありました。
ただ、これらの暗所のスペシャリスト(?)といちおう肩を並べる性能であることは
今回の撮影でも何となく見て取れました。
 
ただ、今回まで色々 Everio GZ-HM350 の撮影テストをしてきた中で、
ちょっとだけ忘れていたことがあります。
 

 
よくよく考えるとこの GZ-HM350 って 結構なサイズ があるのですね。
サイズとして比較してみると実はHD2000と大して変わりません。
 
重さとしては、撮影時重量で比較すると一応一番軽いのですが、
 
 Everio GZ-HM350  約260g
 Xacti HD2000   約311g
 Handycam HDR-TG5V 約280g
 
それでも容積、つまりかさ張り具体でいうとGZ-HM350はHD2000と
良い勝負ですし、それよりもHDR-TG5Vのほうがよっぽどスマートです。
 
私としては、横型よりも縦型(ガングリップ)のほうが楽に撮影できるという
こともあって、そうなると、持ち運びやすさ、撮影のしやすさ、そして
HD2000がオートフォーカスの迷いなどが若干気になることも考えると、
お出かけのお供にはまだまだ HDR-TG5V が優勢 という気がしています。
 
こういうものは用途によって評価もガラッと変わってくるもので、
そうした「何となく持っていって撮る」というケースではなく、
子供の運動会や学芸会などの 一大イベント に行ってできるだけ綺麗に
残したい!といった用途になると、また判断は違ってくるのかもしれません。
 
それぞれの機種の良いところを上手く活かせるかどうか、購入前に
いろいろな情報を仕入れて検討しておいたほうが良いかもしれませんね。


2010/07/07 [updated : 2010/07/07 23:59]


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
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