FunTwist Fiono 330 ベンチマーク - Atom230系ネットトップよりは一枚上手

2009/08/16

■2009/08/05 [Atom330搭載の小型IONベアボーン「Fiono330」あっという間に売り切れ!
Atom330搭載の小型IONベアボーン「Fiono330」あっという間に売り切れ!]
■2009/08/08 [Atom330搭載小型IONベアボーン「FunTwist Fiono 330」 まずは写真だけご紹介
Atom330搭載小型IONベアボーン「FunTwist Fiono 330」 まずは写真だけご紹介]
■2009/08/15 [FunTwist Fiono 330 セットアップは非常に簡単! 表示もいきなりHDMIでOK
FunTwist Fiono 330 セットアップは非常に簡単! 表示もいきなりHDMIでOK]
 
超小型IONベアボーン 「FunTwist Fiono 330」 のセットアップの続きです。
HDDのフォーマットも終わり、OSのインストールを続行していきます。
 
インストール自体は滞りなく終わり、そのあとは今度は Windows Update
延々かけるお仕事に入るワケですが、その前にネットワークアダプタなどが
使えるようにならないとそのアップデートもままなりません。
 

 
ということで付属DVD-ROMから ドライバをインストール していきます。
グラフィックも含むIONプラットフォーム全体のドライバ、
音声チップ用ドライバ、ネットワークアダプタドライバ、
そしてHDMI音声出力用ドライバの4種類が含まれていますので、
順番にインストールしていきます。これで HDMIケーブル1本で
音も出るように なりした。
 
ネットワークアダプタが使えるようになったら今度は延々と
Windows Updateです。そしてそれが終わったらさらに
ウィルスチェックソフト(avast!)も入れていきます。
 
あとは、Firefox、GOM PLayer、XnView、GV、Mule2、などなど
お気に入りのフリーソフトたちを入れていきます。ここまで
手馴れているとはいえ 小一時間 掛かりました。
 
さて、ベンチマークに入る前にちょっと気になった点を。
まだ色々な環境で試していないのでよく分からない部分もあるのですが、
最初に試したBRAVIA F1とのHDMI直繋ぎ環境では、16:9の解像度が
 
 1280×720 ⇒ 1600×900 ⇒ 1920×1080
 
という飛び方になっていて、1366×768 という解像度が出てきませんでした。
それから、1600×900 の解像度だと画面の下部がちょっと隠れてしまいます。
今までEeeBoxで1366×768で使っていましたので同じ解像度に合わせようと
思っていたのですが、ちょっとアテが外れた格好になりました。
 
ここではひとまずは1280×720で使ってみることにします。
なぜわざわざ最高解像度で使わないのかと言いますと、3mくらい
離れて見る環境では細かい解像度は逆に使いづらいことが多いからです。
DPIの設定 をいじると何とかなるかもしれませんので、
このあたりは後々の工夫のしどころかもしれません。
 
では、いつものとおり「HDBENCH Ver3.40β6」で測定してみましょう。
 

 
(1) 自作Q9450 : 2008 shuttle SX48P2E Core 2 Quad Q9450 2.66GHz
(2) Let's note Y7 : 2008 Let's note Y7 Core 2 Duo L7700 1.8GHz
(3) Let's note R4 : 2005 Let's note R4 PentiumM 1.2GHz
(4) Eee Box : 2008 ASUS Eee Box Atom N270 1.6Ghz
(5) VersaPro UltraLite : 2009 NEC VersaPro UltraLite Core 2 Duo SU9300 1.2GHz
(6) FunTwist Fiono330 : 2009 FunTwist Fiono330 Atom 330 1.6GHz ION Platform



(1)
自作
Q9450
(2)
Let's
note Y7
(3)
Let's
note R4
(4)
Eee
Box
(5)
VersaPro
UltraLite
(6)
FunTwist
Fiono330
CPUInteger7058152512507215394963167713187550
Float7130731691695641465171169524129786
MemoryRead38374313706146014485229287595858
Write2004477782338541489318501783184
ReadWrite4190201558927401286160165170165477
VideoDirectDraw595858295919
Rectangle853402020024144165611650918572
Text416001452014554875979753911
Ellipse706081935060425671602240
BitBlt53795135136198193
HDDRead769923764713104318018966763602
Write569523412114791417273766047123
RRead3196010921477319501507685107
RWrite32272175677838160201771025793
ALL1619835641121903327776144353139

ご覧のとおりの結果となりました。注目は (4)EeeBox との比較 ですね。
ALL値で1.6倍くらいの数値を叩き出しています。ALLは水モノみたいなものですので
それほど絶対視するものではありませんが、たとえばCPUの値はぴったり2倍に
なっています。「Atom330 は Atom230 が2つ詰め込まれて いると思えばいい」
というのはあながち間違っていないようです。
 
続いては恒例のニコニコ動画テストです。
 
■[MAD] im@s ニコマスのアイドルは開始5秒でレッドゾーン突入
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3044784

これもEeeBoxのときよりはるかに CPU使用率が低く
安定して再生できているのがよくわかります。
 
最後はかなり重い MPEG4/H.264動画再生 テストです。
例によって前半はGOM Playerのコーデックで、
後半はNeroのコーデックを入れてWMP11で再生してみています。

GOM PlayerはギリギリNGという感じでしたが、EeeBoxで試したときよりは健闘して
います。(GOMのH264のデフォルトコーデックはトコトン厳しいですね・・・。)
そしてNero+WMP11では全く問題なく再生ができました。
 
IONプラットフォーム自体、飛びぬけたパワーを感じるというワケでもありませんが、
総じてEeeBoxなどのAtom230系、AtomN270系のネットトップに比べると
余裕のあるパフォーマンスが期待できるという印象があります。
IONプラットフォームは構成そのものが固定化されてくるため、この傾向は
他のIONマシン の実力を推定する上でも参考になるものと思われます。
 
総額はOSも含めると 6万円程度 掛かっているため、これを高いと見るか妥当と
見るかは考えどころですが、テレビサイドPCとして小さなベアボーンがが欲しい
という方には悪くない選択肢と言えそうです。
 
ちなみに、同じIONだと AspireRevo のような完成品(ASR3600-A34)が、
CPUがコア1つ減ったAtom230と筐体サイズ3割増しくらいで価格は2万円くらい安い
4万円くらいになっています。このあたりも色々見比べて見ると良いかもしれません。


2009/08/16 [updated : 2009/08/16 23:59]


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。




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