ノートPCから大画面テレビに映す REX-VGA2DVI - 問題はテレビとPCの相性?!

2008/07/05

■2008/06/24 [Let's note の外部モニタ出力はどうやって大画面液晶テレビに映せるか?
Let's note の外部モニタ出力はどうやって大画面液晶テレビに映せるか?]
 
ということで液晶テレビにノートPCのアナログRGB出力を映すというお話。
結局RATOCの 「REX-VGA2DVI」 を購入して試してみることにしました。
 
今回はシリーズモノのレビューではなく単発記事ですが、
恒例の写真館いってみましょう!
 
■あまとも写真館 - ラトックシステム VGA to DVI/HDMI変換アダプタ REX-VGA2DVI
http://ckworks.jp/amatomo/photo/asin/B001AD0TMA

 
わざわざPSPと並べて撮ったのは、VGA2DVIの大きさを実感として感じて
頂けるようにという理由なのですが、こうしてみると 結構コンパクト です。
PSPを半分に切った大きさよりひとまわり大きい程度でしょうか。
 
片面には ミニD-Sub 15ピン入力と電源としてのDC-INが、その逆面には、
DVI-D出力コネクタ があります。そしてこのパッケージにはDVI-D⇒HDMIの
コネクタが付いていますので、HDMI入力を搭載したテレビにそのまま接続できます。
 
ということで、さっそく Let's note R4 から REGZA 32Z2000 に映してみましょう。
 
 
・・・
 
・・・・・
 
 
・・・・・・・ 映りません!!!!
 
 
いや、正確には、いろいろ試行錯誤すると映ることは映るのですが、
最大解像度がどうやっても 640×480 にしかなりません。
この解像度では流石に まったく使いモノになりません (;´Д`)
 
 
これはもしかしてヤッチマイナーっていう感じでヤラレチマッター
のかと、ダメ商品つかんじまったーのかとオロオロしていたのですが、
そこでふと思い立ちました。Let's note Y7 ではどうなのだろうか、と。
 
Let's note R4 のチップセットは Mobile Intel 915GMS Express、かたや
Let's note Y7 のチップセットは Mobile Intel 945GM Express です。
つまり搭載されている グラフィックチップ がそもそも異なります。
 
Intel標準の最新ドライバをダウンロードしてきてインストール、そのあと
ディスプレイの設定からモニタに対応していない解像度も全部表示する、
みたいなモードにすると、そこに 1280×720 という解像度が登場します。
 
無理矢理その解像度で表示してみると・・・・・・映りました。
映りましたがズレてます。左端が黒く、逆に右端が切れています。
デジタル入力時には左右の表示位置調整ができません。何とも微妙な感じです。
ただ、映ることは映る、というのは判りました。
 
 
さてさて、こうして 「うーん」 と頭を悩ませてしまったワケですが、
さらによくよく考えてみると、ノートPCとケーブル類だけの話ですから、
何も自室のテレビだけではなく、大画面テレビのあるところならどこへでも
出張テスト に行けるワケです。そんなこんなでもう1台試してみました。
 
機種は Victor LT-32LC305 です。これもまったりハーフHDです(余計なお世話)。
Let's note Y7 でトライしてみると・・・、
 
 
 1280×768 でジェバンニ一晩で余裕でした。
 
 
わー何これ、超グッド。なぜか720ラインの1280x720より768ラインのほうが
綺麗に映るというおまけ付き。別に1024×768でも普通に映ります。
2画面にするかクローン出力にするか、お好み次第で何でもできちゃいます。
 
というワケで PCの中の映像をフル出力して 大画面テレビで楽しむの図。
ちょっと音がウルサイかもしれませんのでご注意ください。
(音はノートパソコンから直接出ているものを拾っているだけです)

PCからNAS上のファイルを選んでスッと大画面で観賞できるのってイイですね~。
 
 
ということで、いろいろ試してみて判ったことは、
「REX-VGA2DVIには何の問題もない!」 ということでした。
これ自体は極めて普通にミニD-Subアナログ出力をHDMIに変換してくれます。
 
しかし、問題は テレビとパソコンの間の相性 のほうなのです。
つまり、テレビ側が受け付けてくれる解像度に対して、パソコン側が
それを出力することができるかどうか、ここに全てが掛かっているようです。
 
調べてみるとこんな表が見つかりました。
 
■東芝REGZA HDMI接続/D-sub接続に対応する入力フォーマット
http://www.toshiba.co.jp/product/tv/feature/function01/func35.html
 
これによると、ウチのZ2000と同時期の機種、C2000、C3200、H3000などは
総じてHDMIの、要するに家電世界の一般的な解像度である 480p、720p、1080p
で出力されたものしか受け止められないということがわかります。
この解像度はPC側としてはあまり一般的ではありませんので、PC側も古い
グラボだったりすると ドライバがそういう出力をできない場合があります。
私の Let's note R4 とREGZA 32Z2000のケースがまさにそれでした。
 
一方、最近のテレビ、このREGZAの表でいうと C3500、C3800、Z3500 などは
一般的なPC解像度の出力である 1024×7681280×768 などを普通に
受け付けるようになっています。これならどんな古いノートPCの外部モニタ出力でも
心配することはありません。
 
先の Victor LT-32LC305 も今年発売の機種ですので、そういう部分の対応は万全
だったということでしょう。昨今はPCの映像を大画面で見たいという要望は増えて
いるようですから、新しめのテレビであれば大体対応しているのかもしれません。
 
ということで、REX-VGA2DVI には罪は全くありませんでした。
導入を検討される方はむしろ テレビとパソコンの対応解像度 にご注意ください。
 
私の場合、Let's note R4 を活かすにはテレビのほうを買い換えなければならない
のですが・・・。正直言って・・・ 凄く買い換えたいっ! 買い換えたいですっ!!


2008/07/05 [updated : 2008/07/05 23:59]


この記事を書いたのは・・・。
CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。




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