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2007/01/21 23:59 - 2007/01/21

慣習が生み出す情報連鎖 - 2ちゃんねる型スレッド管理のしくみ

カテゴリ : コラム タグ :

    日曜コラムです、こんばんは。
     
    少し前から 「2ちゃんねる閉鎖騒動」 というのが続いています。
    これは2ちゃんねるのドメインが差し押さえの対象になっているという
    情報が元になっているのですが、実際のところはよくわかりません。
     
    管理人であるひろゆき氏は「まだ閉鎖する気はないですー」というコメントを
    残しながら、一方でVIP板の名無しが 「閉鎖まであと○日と○時間」
    というデフォルト名になっていたりして、その数字が指し示すXデーは
    1/23(火) 20:00だったりします。これが管理人さんのよくある遊び心なのか、
    それとも本当に意味のある数字なのかはわかりません。
     
    いずれにせよ、2ちゃんねるはその性質からして、少なくない数の
    「2ちゃんねるを憎む人」を作ってしまったことも確かです。
    今回の閉鎖騒動がどうなるかはわかりませんが、もし何事もなかった
    としても、そうした人々が増え続ける限り、これからもこのような
    閉鎖危機は断続的に訪れることが予想されます。
     
    奇しくも2ちゃんねる嫌いの池田信夫さんがおっしゃるように、
     
    ■ビジネスマンが2ちゃんねるから学ぶべきこと
    http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/16d34ed43d9cd8a5a20743d93e1f8ca9
    要は「あいつは悪い奴だ」というコンセンサスができるかどうかが
    問題で、そういう「国策」があれば犯罪は(よしあしはともかく)
    いくらでもつくれるのだ。

    というのは一理あります。ライブドアにせよ、Winnyにせよ、
    「あいつは悪者キャンペーン」 を張られたら、いつのまにか「社会的に
    抹殺してもよい存在」に変わりました。社会的感情の前に法律は無意味です。
     
    2ちゃんねるはそもそも「メディアコントロールに対するアンチテーゼ」が
    良くも悪くもその存在の拠り所になりつつありますから、大手メディアは
    最終的にはいつだって2ちゃんねるの敵方に回ります。個々の事象の善悪の判断は
    ともかくとして、そうした常態化したリスクについては認識する必要があるでしょう。
     
    ところで、先の引用下URLで、こんなコメントがありました。
    おそらく記事を書いたご本人によるコメントだと思われます。
    2ちゃんねるの価値 (池田信夫) 2007-01-16 23:49:53
     
    2ちゃんねるの情報源としての価値は、もうなくなったと思います。
    かつては情報のアグリゲーターとしての意味がありましたが、
    今では匿名のブログがたくさんあり、RSSリーダーなどで同じ話題を
    検索することが容易になったからです。
     
    事実、ここ1年でブログへのアクセスは倍増していますが、
    2ちゃんねるへのアクセスは最盛期の半分に減っています。
    もう役割を終えたんですよ。

    2ちゃんねる、ブログ、RSSリーダ、ソーシャルブックマークなどを
    それぞれ使い倒していると自負している身としては、この上記の認識は
    あまり実感として納得できるものではありません
     
    2ちゃんねる型BBSの存在は今でも強烈な情報源として機能しており、
    少なくとも、もし現時点で2ちゃんねるが消滅してしまったとした場合、
    「ブログ+RSSリーダ」 でその代替を果たすことができるかといわれれば、
    それは 完全に「No」 だと言わざるを得ません。
     
    こうした2ちゃんねるの「情報源としての価値の高さ」というのは、
    あまり真正面から取り上げられることがなかったのではないかと思います。
    ちょっとだけそのメカニズムについてご紹介しましょう。
     
    その前に、2ちゃんねるの中でシステム的な特徴を簡単におさらいします。
     
    ■40以上の「カテゴリ」、800以上の「板」
     およそあらゆるジャンルが揃っている日本最大の掲示板です。
     その下にそれぞれ数十~数百の「スレッド」があるのですから、
     扱っていないジャンルは無いといっても過言ではありません。
     
    ■単純な datデータ構造 と、外部ツールの躍進
     2ちゃんねるの書き込みは「datファイル」と呼ばれる単純構造のデータで
     管理されており、2ちゃんねるブラウザなどの外部ツールの開発が容易です。
     これらの外部ツールを活用することにより格段に使い勝手が向上します。
     
    ■スレッドの サバイバル管理
     スレッドは1000個まで書き込むと停止されます。同じ話題を続けるためには、
     別の新しいスレッドを作成してそこに書き込む必要があります。
     スレッドは誰でも立てることができますが、一方で各板が許容するスレッド数
     には上限があり、最終書き込み時刻が古いほうから削除されます(dat落ち)。
     すなわち他人の興味を惹くスレッドだけが生き残ります。
     
    ■ID制
     ID制とは、IPアドレス+日付を基にしてハッシュコードを表示する機能で、
     最近は多くの板がID制を採用しています。同じIPアドレスから 書き込むと
     同じIDが表示されるため、自作自演をするための敷居は高くなっています。

    ■トリップ機能
     逆に複数の書き込みが 同一人物である ことを保証したいときには、
     パスワードのようなものを設定することで、他人に簡単に同一名を
     名乗らせないようにする「トリップ」という機能があります。
     
    主なシステムの特徴はこんなところでしょうか。
    2ちゃんねる型のBBSは他にも数多く存在するため、
    基本的な仕組みは覚えておいて損は無いかもしれません。
     
    しかし、ここからが今日の本題です。
    2ちゃんねるの情報源としての強さというのは、こうしたシステム的特徴とは
    全く別の機軸で存在する「慣習」のほう にあります。
     
     
    ■テンプレ文化、スレッド世代管理、埋めと誘導
     
    2ちゃんねるは徹底的な 「フロー」文化 です。「思ったことは全て書き込め!」
    といわんばかりに、感情的な情報が溢れかえります。1つのスレッドは1000個の
    書き込みで停止されますが、その中で保存に値する 「情報的価値」 を持つものは
    1割以下であることも少なくありません。それ以外の情報は 「感情的価値」
    すなわち社会的な心証の方向性を見定める価値を持っています。
     
    この「大量の感情的価値の存在を知ることができる」というメリットを抜きにして
    2ちゃんねるの生み出す情報の価値を測ることはできません。多くの人が
    「2ちゃんねるの情報はゴミだらけ」とか「S/N比が高くて読む気がしない」などと
    いうのは、その「情報的価値」のほうにしか目が行っていないからだと思われます
     
    従って、2ちゃんねるの「感情的価値」を正しく摂取するには、
     
     興味のある分野のスレッドに「へばりついて」いなければ
     
    なりません。ある日突然スレッドを覗きにいっても、そこに書かれている情報は
    恣意的な感情のこもった書き込みがあるようにしか見えませんが、
    その圧倒的なスピードで書き込まれる感情の数々を、何日も何日も
    「定点観測的に」 受け止めていけば、感情に対する感情のリアクションの応酬が
    「流れ」を作っているのがわかるハズです。
     
     2ちゃんねるは、同じスレッドを何ヶ月も継続的に読んでみて、
     はじめてその価値がわかってくるのです。
     
    これは特に情報的な価値をまとめやすいIT・機器系の板で顕著ですので
    覚えておきましょう。同じスレッドを継続的にウォッチすることで、
    「どんなデマが飛びやすいか」といった選別眼力も高まってくるはずです。
     
    さて、2ちゃんねるで面白いのは テンプレ文化 です。1つのスレッドには
    1000個しか書き込みできないため、必然的にスレッドの世代管理が行われる
    ことになります。タイトルには「○○スレ目」という文字が含められます。
     

     
    ここで情報系の情報が集まりやすいスレッド、例えばiPodなどのスレなどでは、
    各スレッドの先頭に「テンプレ」と呼ばれる数個の書き込みが、
    スレッドを立てた人によって書き込まれます。
     
    テンプレとは、前の世代のスレッドまでに登場した「情報的価値」の高い情報を
    まとめて書き込むものです。その主な構成要素は、製品についてのスレッドであれば、
     
    ・前スレッドのURL
    ・公式ページのURL
    ・まとめサイトのURL
    ・その製品のFAQ
    ・特徴的だった書き込みのコピペ
     
    などで、1個~10個程度の書き込みで構成されるこの部分が、
     
     いわば簡易的なまとめサイトの役割を
     
    果たしています。初めてこのスレッドを読みに来た人は、ひとまずこの
    テンプレに目を通して、今までのスレッドで行われてきた話の流れを
    サマリとして摂取することができるのです。
     
    その情報が「正しいか間違っているか」ということはひとまず置いておきましょう。
    アンチ色が強いスレッドであれば「○○社製は壊れやすいので注意」といった
    書き込みもテンプレに採用されたりします。その情報の真偽はともかく、
    そのスレッドの住人が今までどんなことを話し合ってきたのか、というまとめ
    であることには変わりありません。たとえテンプレに今までに出てこなかったデマを
    そっと混ぜ込もうとしても、それは以降の書き込みによって叩かれることになります。
     
    テンプレは毎回毎回スレッドが新しくなるごとに、追加編集を繰り返します。
    つまり世代が経てば経つほど、現状に沿うように最新版として更新されていく
    ことになります。古くても価値のある情報は残され、新しい情報はその都度
    追加されていきます。そして それ自体がFAQとして機能 することで、
    スレッドの途中で初心者の質問の応酬や堂々巡りが起こっても、
    「まずはテンプレ嫁(読め)」と誘導することで収束させることができるのです。
     
    感情をむき出しにして、徹底的な「フロー」文化を誇っている2ちゃんねるが、
    その内部に「テンプレ」というプチまとめサイトのような仕組みを包含し、
    その新鮮度も保っているというのはなかなか興味深いところです。
     
    そして驚くべきことに、この管理はすべて自主性によって行われているのです。
    こうした行動にはシステム的なサポートがあるわけではなく、
     
     あくまで単なる「慣習」なのです。
     
    その動きはこうです。スレッドの書き込み数が950近くになると、スレッド内で
    「次スレ立てて」という要望が出始めます。誰が立てるかは全くの気まぐれです。
    スレッドを立てる人は、スレッドを作成し、前スレッドのテンプレに、前スレッドの
    中で特に重要だった書き込みの情報を取り込んで、新しいテンプレを作成、
    新しいスレッドに書き込んでいきます。スレッドの住人はその新スレッドの
     
     テンプレが書き込み終わるのを待ってから、
     
    新スレッドに書き込みを始めます。このとき新スレッドには前スレッドのURLが
    参考として書かれていますが、同時に前スレッドのほうにも新スレッドのURLが
    書き込まれます。これを「誘導」と呼びます。なぜ1000直前ではなく950付近で
    新スレッドが立つのかと言いますと、
     
     「前スレ」住人が「新スレ」を見つけるまでの猶予期間
     
    を設けるために他なりません。こうして前スレッドの住人がほとんど新スレッドを
    認知したとみなすと、今度は逆に前スレッドには急に手のひらを返したように
    意味のない書き込みが発生します。これは新スレッドが存在するのに、前スレッドが
    いつまでも残り続けるのを防ぐために、書き込み数を1000まで到達させてしまい、
    書き込み不可→dat落ちをさせるための配慮です。これを 「埋め」 といいます。
     
    こうした 「テンプレ」「誘導」「埋め」 といったスレッド世代管理は、
    前述したとおりシステムサポートではなく、勝手に生まれた「慣習」です。
    そしてそれが、2ちゃんねるが感情垂れ流しの「フロー」でありながら、
    情報的価値を蓄積(「ストック」)していくための知恵として機能しているのです。
     
    最近はこの「ストック」としての役割は、外部のまとめサイト(Wikiなど)に
    移されているところがあります。それはより的確な役割分担ができるように
    なったというべきかもしれません。
     
    一方で「ブログ」は、この「フロー」「ストック」という切り分けから見れば、
    どちらかというと「フロー」のほうにあたります。2ちゃんねると比べると
    発信者責任と単位あたりの情報量という意味で重さを持つフローですが、
    たとえ1つのキーワード(例、「iPod」)で検索したとしても、その発信は
    1つ1つが他者と係わり合いを持たないという意味で、2ちゃんねるのそれとは
    性質を異にするものです。2ちゃんねるの「フロー」は、
     
     Aに対する感情B、Bに対する感情C、Cに対する感情D、・・・
     
    のようにそれが折り重なって延々と続くところに特徴があるのです。
     
     
    長くなりましたが、2ちゃんねるの構造、そして「慣習」を知ることは
    いまさらではあるものの、ブログやその他のツールが登場してきたことと
    あわせると、その比較上とても有意義になってくるでしょう。
    2ちゃんねるはいまでも情報源として非常に有用であり、「ブログが流行ってきた」
    ことくらいでは簡単にその代替にはならないことが実感できます。
     
    だからといって、2ちゃんねるにまつわる数々の問題について目を瞑ってよいという
    話ではありません。それはそれで切り分けて冷静に検証していくべきでしょう。
     
    私が気にしているのは、こうした2ちゃんねるが育ててきた有意義な「慣習」が、
    「2ちゃんねるは社会のクズ」というキャンペーンに巻き込まれて一緒に消えていって
    しまわないかという不安です。今後万が一2ちゃんねるがその場所を失うとしたら、
    どこか別の場所に、この「徹底的なフロー速度」を生み出すような場所を求めて
    いかなければなりません。ブログが、RSSリーダが、ソーシャルブックマークが登場しても、
    2ちゃんねる型BBSの役割を完全に代替するものは、まだ存在しないのです。
     
    ちなみに私は、2ちゃんねるのヘビーな読者でありますが、書き込んだことは
    ある一時期に10数回だけしかありません。しかもその書き込みは 全てトリップ付き
    でした。こんな匿名で書き込んだことのない2ちゃんねらーがいても面白いかもしれませんね。

    CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
    ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。



    投稿者 CK : 記事URL | コラム | | 2007/01/21 23:59


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    ▼ コメント ▼

    No.6495   投稿者 : aki   2007年1月22日 11:54

    2chが特異な点はご指摘の点に加え、
    「ひろゆきの個人サイトといいはることで、ごく一部の例外を除いて全責任をユーザーが負わなくてもいい」
    という点にあるとおもいます。
    この姿勢は一貫していて、しかも代替が現在ありません。

    匿名ブログは司法の判断に晒された例が少なすぎるため、リスクを評価できません。つまり2chほどは安心して使うことができません。(これは反社会的な極悪人に使いやすいという意味ではないです。ごくごくふっつーの人が、ちょっとした悪口とか会社の愚痴とか毒舌をかくのに、安心して使えるということです)

    もう一つの
    「得られるアテンションの量が桁違い」
    というのがあります。
    自分の匿名blogに書いても9割のblogにはレスがありませんが、2chでは反応がすぐに返ってきます。書き込みに対して情報対価や金銭的対価を求めるのではなく、アテンションが欲しい多くの人にとって十分な報償があるといえます。
    このアテンション量はネットで発言する人にとっては非常に重要で、mixiが躍進できたのは「レスが多くもらえるから」という部分がかなりあるのではないでしょうか。
    mixiの出現で2chの相対的な地位が下がったのは確かですが、2chにはまとめwiki、ニュースサイトblog、電車男など自分の発言が活かされる成功例が多く積まれています。目立ちたい人にはここらまで含めたコミュニティ環境はとても魅力的でしょう。

    匿名blogより低いリスクで、mixi並に高いアテンション。
    その代償として人生さしだして管理してるひろゆきはすげー、とすなおにおもいます。


    No.6496   投稿者 : cyberbob:-)   2007年1月22日 13:33

    なんだかなあ。
    部分的に良くても総じてダメってこともあるわけですよ。


    No.6497   投稿者 : たぬ~~   2007年1月22日 14:35

    akiさんの仰ることは以前週刊アスキーでコラムニストの歌田なんたらさんが仰っていました。私も同感なんですが、「人(ひろゆき)の陰に隠れて発言することでリスクをヘッジしている、ということを多くの2chねらーは気づいていない」「それが2chの命取りになるかも知れない」のようなことも仰っていて、よく見ているナァと感心させられました。(歌田氏はその前後に「2chは終わった」発言をして相当叩かれましたが、終わった発言にも充分な説得力がありました)

    ところでちょっと話は飛びますが、本論で仰っている2chの「慣習」はそれほど重要ではないように思います。というのも、それは2chという環境に適応して育ってきたシステムでしかないからです。未来に残すべき文化とか、優れた普遍的なシステムではありません。そういえるのはフロー型掲示板というインターフェイスの方でしょう。一般人が2chから良い情報を取り出すためには知っておいた方が良いのは確かですが。
    集団心理学などで分析しようとすれば2chの「慣習」は「様式」(ある集団やグループに見られるコミュニケーションのパターン)でしかないわけです。
    2chも昔から同じだったわけではなく、あめぞう時代から見れば全く別物に変質していますし、もし2chが無くなれば一部は2chクローンの掲示板に、一部はmixiやブログにと、なんだかんだ言ってみんな居場所を見つけていくんではないでしょうか。(個人的には大量のネット難民がどこへ行くのか大変気になります。その実験として一月くらい2chが閉鎖したら面白いなぁと思ってしまいます)


    No.6498   投稿者 : 赤彗星   2007年1月22日 16:43

    2chにスレ立てられた事ありますが、、2ch擁護派ですね、俺。

    玉石混合だからこそ、たま~に良い情報もある。

    鮮度が悪くても、良い情報だけ見たい(悪い情報は見たくない)ならば、まとめサイトを使えば良いのであって、池田信夫氏の感覚とは異なりますねぇ。

    悪口ぐらいは有名税なんだと思うのだがねぇ。


    まるで、「俗物図鑑」@筒井康隆の体制側に寝返った評論家のように見えますね、池田信夫氏が。。


    No.6499   投稿者 : anonymous coward   2007年1月22日 16:51

    どれだけ2ちゃんねるに慣れようと思っても、対応できる人とそうでない人が居ます。
    2ちゃんねるを好きになれない人にとっては、地獄のようなウェブ文化になってしまいました。


    No.6500   投稿者 : 刻   2007年1月22日 17:40

    現在のところの考えとしては『2ちゃんねるは毒にも薬にもなるサイト』と思っています。
    社会生活を有益にする情報や、時折出る名無しの感動話、人生を支える名言のような返答もあれば、
    コンピューターを壊すブラクラ、利用者の心を傷つける精神的ブラクラ、人の事を考えない中傷行為、違法な行為もたくさんある。
    結局それらは2ちゃんねるのルールにもある『利用する人しだい』なのだと思います。
    私は一度精神的ブラクラを踏んだ事がありますが、それは戦争の写真でした。おそらく、イラクかどこかの紛争地帯の写真でしょう。
    それを騙されて見た私は非常に嫌な衝撃を受けました。(まあ当時の私は人に言えないようなことをしていたので自業自得ですが)
    この戦争の写真は、きっとインターネットの誰かを怖がらせる為に取られたものじゃない。
    もしこの写真が注意書きとともに戦争のことについて伝えるサイトにあったら。
    あの写真は「戦争の実態を伝える写真」として、閲覧者の心に何かを訴えかけることができたのではないでしょうか。
    ・・・上手く言えませんが、
    『2ちゃんねるに揃っている情報は凄い。それ故に、その情報を上手く使って欲しい』と言いたいのです。
    私が最近知った2ちゃんねるのある名言を発表しあうスレで、こんな名言を見つけました。
    『インターネットは情報を交換する場であって 心をぶつけ合う場所ではない』
    情報を交換する為に意見をぶつけ合うことはあっても、そのまま意見をぶつけ合っては何も得られないのだと知りました。
    ・・・自分はどうも文が下手なようです・・・。


    No.6501   投稿者 : z   2007年1月22日 19:11

    インターネットは世界で最大のコンピュータネットワークであって、
    その解釈は多様に存在するに違いないと思います。

    2ちゃんねるは特にいろんなことが書かれていますが、
    たくさん情報があるんだからその情報の主観的な評価値が正規分布に従うのはおそらく当然で、
    その評価値が上の方だけを選択的に読む能力がないと害が多いと思えて、
    だから「嘘を嘘と見抜けないと難しい」んじゃないでしょうか。

    で、嘘を嘘と見抜ける人には大量の情報がとても有意なものに見えると。


    No.6507   投稿者 : ネコ七   2007年1月23日 01:25

    akiさんがおっしゃっている「得られるアテンションの量が桁違い」というのに関連するのかなと思いますが、お互いに匿名なので書き込みしやすく、どんどん情報を吐き出すことができるという利点が2chにあるかと思います。

    ブログや匿名でないBBSでは「しっかりした文章を書かなければ」と構えてしまいがちです。多くの人はそれが障壁となって自分がもっている情報をなかなか外に出すことができないのではないでしょうか。

    とりあえず些細な情報でも吐き出して、叩かれて、生き残る。これがとてつもない規模で行われているのが2chだと思います。


    No.6519   投稿者 : ふーん   2007年1月23日 07:13

    何ヶ月も継続して読むということは、「洗脳」なんじゃないの?
    一週間読んでわからないなら、危険だよね。


    No.6520   投稿者 : Teru   2007年1月23日 08:59

    社会を人体に捉えた場合、あえて言えば2ちゃんねるは癌細胞のようなものと考えます。
    こう書くと、まるで排除すべき絶対悪であるかのように主張しているようですが、
    そうではありません。

    癌細胞は、もともと人体を成している体細胞から生じますが、
    病状として顕在化する様な規模の癌組織に至らずとも、
    日々、誰でも数個ずつ体内で生まれています。
    しかし同時に、日々免疫系とのせめぎあいの結果として、
    全体としてはおおむね、人体は数十年以上の長きに渡り生存しています。

    単純に癌細胞を絶とうと、疑わしきまで治療と称して殺し続けると、
    人体自体が生存できません。

    すなわち、人体ならぬ社会に問われているのは、
    生かさず殺しきらずに、弊害を制御していけるだけの免疫上のバランスを
    維持できるかどうかでしょう。

    2ちゃんねる管理人は、特定地域の年鑑が転載された際に削除するなど、
    一線を越えることに対する嗅覚があり、
    訴訟などでの一定の敗北を受け入れることも含め、
    相手の立場(例えば、表社会での名誉は回復したい)をある程度は認めているので、
    生き延びているように思います。

    しかし、「感情的価値」すなわち社会的な心証の方向性が、
    全体として特定の選挙結果に至り、
    (今の国政選挙は有効投票の、僅か5%が新規行動を取ると特定党が圧勝しうる。)
    国家間紛争の激化の様な、相手の立場を認め得ない類の政策に至ったら・・・

    そのとき、人体すなわち日本国社会全体が、
    感情と”姿勢”を気にして、すなわち自国内の世間の顔色を伺うのみならず、
    自分たちが生み出した結果に対し、自分達自身の問題として判断できるかが、
    真に問われることになるでしょう。


    No.6525   投稿者 : もっと簡単に   2007年1月23日 12:21

    なんかごちゃごちゃ難しいので簡単に言わせてもらいます.

    ・ あれば便利だけど無くても困らない
    ・ 存在することで一部のオタクが多くの人を傷つける

    よって2ちゃんねるは社会に不必要なものだと思います.


    No.6528   投稿者 : dasaikawa   2007年1月23日 18:12

    2chを否定する人々の書き込みを見て、
    思う、
    「これらの書き込みって、2chにあっても違和感がないな」と。

    自分では2chの奴らとは違うと思っていても、
    客観的には同じような精神構造であることが看て取れる。

    目くそ、鼻くそを嗤う?


    No.6543   投稿者 : 文章を書く練習を   2007年1月24日 17:25

    「もっと簡単に」さん、連続して同内容の意味のない書き込みはやめましょう。
    自分で何を言いたいのか考えて、まとまったら書き込むようにしましょう。
    この書き方では2chに書き込みをして文句を言われても仕方ないです。社会に出て仕事でこのような垂れ流しの文章を書いたら、ただ文句を言われるだけではすみませんよ・・・


    No.6547   投稿者 : un   2007年1月24日 19:10

    そう、精神科に通っていない一般人が書いている以上、大枠において精神構造が似ているのは当然だ.誰だって人を傷つけたいと一度は考えたことがあるだろう.違いは精神構造ではなく、それを抑制する力だと思う.

    匿名でこんなことをいうのもなんだが、やはり「匿名」は危険だ.

    すでに少なくない数の人々が人生を棒にふるような体験をされている以上、ただ「便利」では存続理由になるまい、と思う.

    (因みに私は2ちゃんは読まないが、困ったと思うことはあまりない.)


    No.6548   投稿者 : ATS   2007年1月24日 19:52

    2ちゃんねるというだけで、過剰な反応がなされることも多いですが、2ちゃんねるに書き込まれる悪意というものは、決して2ちゃんねるという存在が書き込ませているわけでも、推奨しているわけでもありません。
    2ちゃんねるに書かれた悪意の1つ1つは、それぞれ1人1人の人間がそれぞれの判断において書き込んだものです。2ちゃんねるは単純に場を提供し、ある個人の感情を一方的に悪意であると決め付け排除しない。というただそれだけのものだと思います。
    別段2ちゃんねる自体が特殊な空間であるわけではなく、2ちゃんねらーと呼ばれる人たちが特別な人と言うわけではないと思います。

    といったことは、実は全然本題ではなく、
    今回の記事の一番のポイントは、2ちゃんねるの存在意義云々やその善悪の判断ではなく、一見無法地帯で何でもありの混沌とした世界と思われている2ちゃんねるにおいて、
    実は「住人の自主性においてスレッドの管理が行われている」という事実にあると、読みました。
    2ちゃんねるも所詮は普通の個人の集合体に過ぎず、人の集まる場所では、お互いにより良く過ごすために、自然とルールや習慣が生まれるものです。
    2ちゃんねるでもわざとテンプレの書き込みを邪魔して喜んでいる人や、無駄にスレやレスを乱発して場を乱そうとする人はいます。が、それらは支持されることは無く、大抵はスルーされ、場は自然に普段の状態に戻ります。
    それら全ては、そういうシステムがあるわけではなく、住人一人一人の自発的な行動によって維持されているわけです。2ちゃんねらーと呼ばれる住人たちが本当に悪人だらけであるなら、こういった習慣は長くは存在できないのではないでしょうか?

    ところで、2ちゃんねるは匿名だからユーザーがあらゆる責任を負わなくていい、というのは既に過去の話だと思います。すでにIPを記録していることは発表されていますし、何人もの逮捕者が出ています。
    とはいっても、普通の人が普通に使っている分には、そんなに逮捕されるような内容書き込むことは無いと思うんですけどねぇ…そんなに酷いこと思ってる人が世の中には多いのかな?
    私が2ちゃんねるを使う理由は、akiさんの書かれているのと同じく、反応があるからです。逆にいえば反応さえあれば、匿名性はどうでもいいです。もともとNIF者ですし、2ちゃんでも基本的にコテハンですし。匿名性が必要な書き込み自体しませんし。


    No.6549   投稿者 : ひろた   2007年1月24日 20:15

    大抵個人サイトって、書いてる人のファンや賛同する人が多く読むと思ってたけど、デジモノって、なんか真っ向から否定するコメントがよく書かれますね。まあ、リベラルというべきか。

    2ちゃんを否定・不要と言う人たちの理屈は、20年前に世の頑固オヤジが「テレビなんか害悪だ!」10年前に団塊世代が「ケータイなんかまだ早い!」って言ってたのと同じにおいがしますな。
    あなた方に必要とされなかろうが悪と認定されようが、2ちゃん利用者にはなんの説得力も感じない。別に社会的な意義があるからやってるわけでも、かっこいいからやってるわけでもない。ただ単純に楽しいからやってるだけ。かつての邦画や今の巨人のように、楽しくなくなってくれば、言われずとも勝手にやめるよ。

    それから、2ちゃんがあるから人が悪くなるんじゃなくて、既に社会に実在する感情が、伝わりやすくなっただけのこと、2ちゃんが無くなれば悪人が善人になるわけじゃない。2ちゃんに傷つけられるか、近所の人に傷つけられるかの違いだけ。間違いなく2ちゃんは現実社会の縮小コピーだから。逆に、おかしな形で噴出するより、適度なガス抜きの役割を果たしてると思う。


    No.6550   投稿者 : もっと簡単に   2007年1月25日 01:23

    なるほど. 皆さんのご意見大変参考になりました.たしかに一理あると思います.便利なもの、楽しいものがユーザー側から自然発生的に生まれるのは素晴らしいことだと思います. ユーザーが作り上げた財産を無くてもいいものと言った私は少なからず感情的になっていたと思います.過去に周囲の人間があらぬ誹謗中傷を受けたことがあるので.そのうちもう少し厳格なルールのようなものも生まれるといいなと思います.

    管理人様、趣旨と違う方向に話が流れたことをお詫びいたします.


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