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2006/08/27 23:59 - 2006/08/27

「シリコンバレー精神」を、梅田さんの「当時のブログ」として読んでる今

カテゴリ : コラム タグ :

    日曜コラムです、こんばんは。
     
    ■「シリコンバレー精神」(ちくま文庫、8月10日発売)
    http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060709/p1
    ■9/1(金)東京、対談イベント「「シリコンバレーのビジネス風土」と「オープンソースの思想」」
    http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060801/p1
     
    梅田さんの本 「シリコンバレー精神」 が8/10に発売になりましたが、
    その発売記念イベント(9/1)にブロガーとして招待を頂きましたため、
    それに伴って献本も頂いてしまいました。ありがとうございます。
     
    発売記念イベントは、梅田さんとミラクルリナックスCTOの吉岡さんの
    対談という形で行われるそうです。私はもともと技術者としての素質に
    欠けているため、実は自宅で自らシステム運用を手がけることになった
    2004年頃まで、Linuxとオープンソースにはあまり縁がありませんでした。
    そして、非常にお恥ずかしいお話ではありますが、
     
    ■未来のいつか/hyoshiokの日記
    http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/
     
    私はこのブログを随分前から知って、ちょくちょく読んでいるように
    思うのですが、それがミラクルリナックスCTOの吉岡さんのブログで
    あることには全くもって気が付いていませんでした(;・▽・)
    いろんな意味で失礼いたしました。
     
     
    さて、献本頂きました文庫本のほうですが、少し前に完読いたしました。
     

    シリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土 (文庫)

    著: 梅田 望夫
    出版社: 筑摩書房


     
    以前もちょっとだけ触れましたが、この本は梅田さんの2001年の著書、
    「シリコンバレーは私をどう変えたか」の文庫本化という扱いになります。
    2001年発売当時の本文が260ページ、それに今回あらたに38ページの
    「長いあとがき」を書き下ろしています。つまり、本書の中には、
     
     2001年の視点と、2006年の視点が、
     
    分離した形でそれぞれ記されているのです。本文そのものへの加筆修正という
    やり方ではなく、2001年の内容を残しておいて、さらに2006年から見た2001年の
    本文を回顧しているのです。こういう書籍もなかなか珍しいものだと思います。
     
    「シリコンバレーは私をどう変えたか」は1996~2001年の記録です。
    米国のITバブル崩壊が伝えられるのは2000年4月ですから、この頃のシリコンバレーは
    まさに急上昇の一途を辿り、そしてその反動を一気に受ける頃でもあります。
     
    「シリコンバレーは私をどう変えたか」の発売が2001年8月、そしてその1ヵ月後に
    同時多発テロ事件が発生するというのも、何とも言えないタイミングです。
    原著はつまり、911を経験する前の梅田さんが書いているものでありますが、
    その梅田さんをしても 「911を体験して人生が変わった」 とおっしゃって
    いましたから、そういう色々な心境の変化を考えながら、2001年の本文と、
    2006年のあとがきを読んでみると色々と考えさせられるところがあるかもしれません。
     
    「あとがき」についてはみなさまそれぞれお手にとってお読み頂くとして、
    2001年の本文を回顧録として読んでみたとき、個人的にいくつかの面白い
    トピックがありました。
     
    ・マイクロソフトの 独占禁止法違反 に関する裁判が、
     当時ものすごい注目を集めていたトピックだったこと。
     (今となっては「そんなのもあったねぇ」みたいな・・・)
     
    ・シリコンバレーに 「アーリー・リタイアメント」、
     つまり脂の乗り切った時期に「一生ぶん」の稼ぎを叩き出す
     というプロスポーツ選手のような考え方が流行っていたこと。
     
    ・2000年4月のバブル崩壊時、現場には「一時調整、のち復活」という
     シナリオが見えていたこと(2006年の今、それは確かに間違っていない)
     
    ・日本有力企業のIT化への舵取りは、それなりに本気度の高い行動として
     捉ええられていたこと(2006年の今、先はまだ見えない・・・)
     
    アップルが当時、負け組み企業 だったこと。
     (初代iPodの登場は2001年10月だ!)
     
    そして、本書が伝えているのは、その回顧録ではなく、
     
     その時代に生きる人の言葉としての記録です。
     
    それを今の私たちが回顧するために読んでいるワケです。
    これを読んでいるとき、私はずっとこんなことを考えていました。
     
     「そうだ、20世紀には『ブログ』がなかった。。。
      そして今、2006年には『ブログ』がある」
     
    正確には2000年以前にもブログに類するものは沢山ありましたし、
    日本でもずっと前から「日記サイト」を運営するところはありました。
    ただ、誰しもがブログを書く今のような状況は流石にありませんでした。
     
    この本は、今風に言えばまさに「ブログ」です。タイトルを付けるなら
    これぞまさに「My Life Between Silicon Valley and Japan」でしょう。
     
    その時その時に自分が感じたことを 「その時代の言葉で」 書く文章が、
    貯まり貯まっていくのがブログです。それを数年以上経ってから読み返すとき、
    いろいろなことが思い起こされ、また、いろいろなことを考えさせられます。
    自らの思考の過程とその変化が克明に記録され、それが他者にはもちろん、
    自分自身にさえも響いてくる、これは「公開日記」の最も大切な効果です。
     
    過去の文章が残っていて、自分からも他人からも参照可能な状態に
    なっていると、それが様々な形で自分に影響を及ぼしてくれます。
    もちろん、読み返すと赤面してしまうようなこともあるでしょう。でも一方で、
    それが自分の描いている文章であるにも関わらず、時には過去の自分の文章に
    唸らされたり、また諌められたりすることもあるかもしれません。
     
     「そうそう、あのときは○○が△△だって、みんな思ってた。
      だって、 ●●が××だったりする時代だぜ?
      今じゃ絶対考えられないよな~。」
     
    私たちはもしかしたらこんなことを、自分や友人の書いたブログを
    読み返しながら、数年後に笑って話すようになるのかもしれません。
    そして私はこの「シリコンバレー精神 グーグルを生むビジネス風土」の本を、
    当時の梅田さんの書いたブログとして、2006年の今に読み返しているのでした。
     
    シリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土 (文庫)

    著: 梅田 望夫
    出版社: 筑摩書房

    CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
    ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。



    投稿者 CK : 記事URL | コラム | | 2006/08/27 23:59


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