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2006/07/02 23:59 - 2006/07/02

HD画質は「遺す」楽しみ?? - メディア交換の「悪夢」を食い止めろ!

カテゴリ : コラム タグ :

    日曜コラムです、こんばんは。
    今日は短めに。HDD/HD DVDレコーダ「RD-A1」にまつわるこんな記事から。
     
    ■【麻倉怜士のニュースEYE】
    東芝HD・DVDレコーダー「価格・性能に見合う志はあるか」
    http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITxw000026062006
     
    麻倉さんはRD-A1に於いて「HD DVD録画」という機能がオマケのように
    扱われていると感じているようです。そして、SD時代は画質も音質も
    感動品質でなかったために「録っては消し」を繰り返していたものの、
    HD時代になったら「遺(のこ)したい作品が増える」のだといいます。
    それを単にハードディスクに入れておくだけでは、放送コンテンツを
    「自分のものにする」という情況には至らない。コンテンツというのは単なる
    電気信号であり、手で触れてハンドルできる パッケージメディアに
    蓄積されてこそ、それを自分のものにしたという実感が持てる。
    これはデジタル時代、ネットワーク時代になっても永遠に変わらない、
    人の性(さが)なのである
    つまりハイビジョン時代において、エアチェックしたコンテンツは
    ディスクの形に保管するのが最善の姿なのである。

    私がこれを読んだときに感じたのは、猛烈な脱力感でした・・・。
     
    麻倉さんはアンチ・コピーワンスという立場からすれば決してメーカ側にはない
    ユーザ側の立場を崩さない方という印象が強く、その意味では好感を持つ場面
    のほうが多いのですが、こと「高画質」へのコダワリとなると、常人の遥か上を
    いっているがためにむしろ乖離を引き起こしているように感じられます。
     
     
    私たちが iPod から学んだこと は何でしょう?
     
    それはプレイスタイルの進化がユーザビリティの根幹を握るということでした。
     
     「 iPodは音がいい? 」
     
    なんていう議論はタワゴトに過ぎません。考えても見てください。
    普通の人は今まで「CD音質」(1.4Mbps)の無圧縮音楽を聴いていたのです。
    それが、iPodをはじめとする携プレでは圧縮音源(128~320Kbps)を聴いています。
     
    iPodがデジタルオーディオの評価を高めた真の理由は、当然ながら「音質」では
    ありませんでした。ではiPodが評価された理由とは何でしょうか? それは、
     
     音楽をジュークボックスとして聴く
     
    ことの一般化が、iPodによってようやく達成されたからです。
     
    カセットテープはシーケンシャルメディアの時代です。ここでは、
    聴きたい箇所をすぐに頭だしすることができず、とても不便でした。
     
    CDとMDはランダムアクセスメディアの時代です。ここでは、
    聴きたいトラックを即座に頭だしすることができました。
     
    そしてiPodは、ジュークボックスメディアの時代です。
    iPodは私たちが数十年来もとり憑かれてきた、
     
     「メディア交換」 という、超ド級のナンセンス
     
    から私たちを解放したのです。
     
    CDの中の14トラックは好きなように行き来できるけど、所持している300枚
    のCDそのものは、1枚1枚コンポの前で入れ替えしなければならない・・・、
    それがランダムアクセスメディアとして栄華を誇ってきたCDの弱点でした。
     
    iPod と iTunes をはじめとするデジタルオーディオは、
    この「メディア交換」という悪しき習慣を取り祓ってくれたのです。
     
    そしてそのとき、私たちは叫びました。
     
     ありがとうデジタルオーディオ! あの「メディア交換」の悪夢が
     無くなってくれるのなら、多少音が悪くなっても 全然気にしません!
     
     
    ・・・どうでしょう。一連の流れはこうなります。
     
     「シーケンシャル」→「メディア内ランダム」→「ジュークボックス」
     
    SACDもDVD-Audioも、メディア内ランダムの中で「もっと高品質」と叫んで
    見向きもされなかったことを思い出してください。
     
    この流れを映像にもあてはめてみましょう。カセットテープはビデオテープに、
    CD、MDはDVD、DVD-RAM/RWに、それぞれ当てはまるはずです。
    では、Blu-rayとHD DVDは? そう、DVD-AudioとSACDです。
     
    ビデオの世界は音楽から数年遅れて、ジュークボックスを目指さなければなりません。
    少なくともTVを録画する機器としてはHDDレコーダがその先鋒をつとめました。
    次に必要なのはコンテンツパッケージ販売に載っている映像のジュークボックス化です。
     
    すなわち、CDに倣うならDVDを圧縮リッピングしてHDDジュークに放り込むことが
    必要になってきます。CDとは違い、DVDは既に圧縮データですから、ここでいう
    取り込み時の圧縮とは劣化圧縮ということになります(例、MPEG2 9Mbps→WMV 2Mbps)。
     
    あるいは一足飛びにネット配信に向かっても良いでしょう。
    ネット配信は音楽業界ですら導入途上でありますが、
    映像業界がそれを目指していけない理由はありません。
     
    しかし当然ながら、ネット経由でストリーミング配信すれば終わり、
    という形式では何にもならないのです。それをユーザのジュークボックスに溜め込み、
    好きなときに好きなコンテンツを、検索一発で取り出してパッと再生できることが
    大前提となります。ここがジュークボックス革命の根源であることは、
    リッピングしようが、ネット経由で購入して取り込もうが変わりありません。
     
    私は以前、こんなことを書きました。
     
    ■2005/06/12 [Blu-rayか? HD DVDか? 「統一こそ正義!」を叫ぶ前に考えること]
    実は私は以前から、もしBlu-rayが主流になった場合、メディアの購入枚数を増やすような
    使い方に仕向けられるのではないか、という不安を持っていました。なぜなら、
    HDD事業を持つ東芝と、そうではない企業では、光ディスクそのものの売り上げ に
    こだわる度合いが異なると考えるからです。その結果、コピーワンスの厳格化が進められ、
    一度書き込んだ映像を他に移せなくなるスタイルが確定してしまうのではないか?
    (=ディスク購入枚数が増えて企業はホクホク)と、そんなリスクを想像したのです。

    私はむしろ、今回RD-A1を出した東芝が、「全部 HD DVD にキレイに遺せますよ!」などと
    言い出さなかったことには安堵を覚えています。「RDスタイル」とは常に、
     
     「HDDに録り溜め、必要なときだけDVDに移す」
     
    というポリシーに沿ったものでした。勿論、東芝としても「ユーザ第一」とばかり
    奇麗事を言っているワケではありません。東芝にはHDD事業があり、HDDが売れると
    嬉しい理由があります。でもだからこそ、「全て光メディアに焼いてね♪」などと
    強引なことを言い出さないだろうというちょっとした安心感もありました。
     
    麻倉さんの記事を読んで最初に感じたのは、この 「メディア交換時代への逆行」 という、
    iPodを経験したことのある人であれば誰でも感づくであろう「悪夢」の予感でした。
    大量のメディアに囲まれて、それを入れ替える生活を、私たちは二度と想像したくないのです。




    CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
    ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。



    投稿者 CK : 記事URL | コラム | | 2006/07/02 23:59


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    ▼ コメント ▼

    No.3118   投稿者 : 優駿   2006年7月 3日 14:06

    映像をジュークボックス化する。
    個人的にはもうちょっと安価に保存、転送、持ち運び出来ないと厳しいかなあって
    思ったり。

    まあでも、ぼちぼち敷居超えてきそうな雰囲気はあったりするな。うちではメイン
    PCに動画用で300Gbyte,サブマシンに240と160G確保したら、さすがにDVD-RAMに
    転送するのがそろそろかったるくなってきたし。1Tbyteくらいあれば、ジューク
    ボックス化もいいかという気はする。

    MD→iPodの時には、固定メディアがリムーバブルメディアの100倍の容量って感じ
    になったときに、個人的閾値超えた気がするから、4.7Gbyteの100倍強で500Gbyte
    くらいの容量をビデオに当てられるなら、確かに保存要らないかもと思えるのかも
    知れない。

    ただ、現行のビデオ系だと持ち運びがまだどうも駄目なんだよなあ。
    ソフトでコンバートとか、ユーザが手動でマークして転送ってやっているうちは駄目
    でしょ。スマートプレイリスト指定したら、夜の間自動コンバートして転送しておいて
    くれるだけでいいんだが。それが出来なくて、居間に鎮座しているうちは駄目だと思う。

    VAIO U50と40GbyteiPodを出先に持って行って、動画を入れたiPodを接続して
    見るって事くらいはやってるので、いいシステムがあれば欲しいんだけどなあ。
    つうか、番組自体をiTMSで売ってくれりゃそっちに乗り換えてもいいんだが。
    日本で1本400円なら高いと言われそうだけど、RD-A1の値段で1000本分だからな。
    A1の寿命5年と見ても、週に4本は買えるぞ。


    No.3119   投稿者 : admiral   2006年7月 3日 22:16

    iPodを喩えにもってくるのはいかがなものかと。
    音楽はとっかえひっかえ気分次第で色々な曲を聴きたくなるものだけど映像はそうでは
    ないでしょう。PVなどの短編映像でない限り、映像のジュークボックス化は需要がある
    とはとうてい思えないんですけど。

    私自身、MPEG2録画からDivXエンコして30GBのPMP(COWON A2)に詰め込んで通勤中
    に視聴したり、音楽は別なシリコンプレーヤーに入れて聴いたり、という重度の
    携帯再生機器依存症です。でも、映像は「今日はこれ見よう」と決めたものしか
    見たいと思わない(ジュークボックス不要)し、気に入った番組はできるだけ高画質
    でライブラリとして残したい、という欲求もあります。

    私は確実に保存できるならHDDでもメディアでもかまわないけど、「高画質で蓄積したい」
    という欲求は根強いと思いますよ。特に日本人は(笑
    「後でどれだけ再視聴するのか?」はさほど重要ではないんです。麻倉氏が言うところの
    「それを自分のものにしたという実感が持てる」ことが重要なので。まさに性(さが)ですね。

    もちろん、カジュアルにザッピングするような動画視聴スタイルもより一般化するでしょう
    けど、それと「高画質保存欲」は別物、というのが私の感想です。なので麻倉氏に一票。


    No.3124   投稿者 : 伊豆   2006年7月 5日 02:55

    私は蓄積したものを機械から抜き出して保存したい病の患者なんで、麻倉さんの言うことも共感できてしまったりしますね・・・
    もちろん部屋はDVDRAM他、メディアであふれかえっております。
    機械の中にデータが入ってるだけでは不安なことともありますが、部屋に来た友人に、所有するコレクションを見せびらかしたいという欲求もあったりします。


    No.3125   投稿者 : 伊豆   2006年7月 5日 03:03

    私は蓄積したものを機械から抜き出して保存したい病の患者なんで、麻倉さんの言うことも共感できてしまったりしますね・・・
    もちろん部屋はDVDRAM他、メディアであふれかえっております。
    機械の中にデータが入ってるだけでは不安なことともありますが、部屋に来た友人に、所有するコレクションを見せびらかしたいという欲求もあったりします。


    No.3128   投稿者 : メタルスライム   2006年7月 6日 04:35

    僕も映像と音楽はちょっと違う部分もあるように思います。
    CDにしてもiPodにしても音楽は基本的にいつでもどこでも聴いてなんぼ。な存在意義が大きいです。
    でも僕もその一人ですが映像のDVDなんかはある意味コレクター魂に近いものがあると思うんですよね。
    例えば買ったけどあけてもいないDVDなんて結構あったりするし。
    しかも映画はどうせ見るならもっと大画面で、という欲求があるのでやはり出来るだけ高画質で残しておきたいですかね。
    一曲2~3分の音楽と一本2時間ほどの映画ではディスクの入れ替えの手間に対して感じる
    ストレスも全然違うのではないでしょうか。
    僕は自分のDVDのライブラリから映画を一つ選び出してプレイヤーにセットする作業も
    自己満足を感じる儀式的なものであったりもしますよ。


    No.3139   投稿者 : 匿名   2006年7月 7日 23:20

    人間は視覚に多く頼って生きていますので、画質の良さは音質の良さよりも大変判りやすく、多くの人が、より高画質を望むと思います。音楽はMp3に至って、「まあこのくらいあれば、これ以上でなくとも」となったわけですが、映像に関しては、まだまだその域まで来ていないのではと思います。
    では、高画質ならメディアでもいいかと言えば、何をおっしゃいますやら、ジュークボックスの方が良いに決まってるじゃないですか!音楽は良くて、映像はそうでないという区別の理由が理解できません。ライブラリを自慢したり手順を儀式として楽しむとか、音楽CDでも同じことが言えませんか?今はまだ技術的に無理ですが、ビデオiPodに手持ちのDVDを全部入れて、いつでもどこでも高画質で見られたら一番いいと思います。


    No.3140   投稿者 : ひろた   2006年7月 7日 23:23

    人間は視覚に多く頼って生きていますので、画質の良さは音質の良さよりも大変判りやすく、多くの人が、より高画質を望むと思います。音楽はMp3に至って、「まあこのくらいあれば、これ以上でなくとも」となったわけですが、映像に関しては、まだまだその域まで来ていないのではと思います。
    では、高画質ならメディアでもいいかと言えば、何をおっしゃいますやら、ジュークボックスの方が良いに決まってるじゃないですか!音楽は良くて、映像はそうでないという区別の理由が理解できません。ライブラリを自慢したり手順を儀式として楽しむとか、音楽CDでも同じことが言えませんか?今はまだ技術的に無理ですが、ビデオiPodに手持ちのDVDを全部入れて、いつでもどこでも高画質で見られたら一番いいと思います。


    No.3142   投稿者 : メタルスライム   2006年7月 8日 02:37

    個人的にはどんなに高画質で保存出来るようになるといわれても、
    好きな映画はやっぱりデータではなく物として持っておきたい気がします。
    コレクター的な少数意見なのかもしれませんが・・・。


    No.3143   投稿者 : メタルスライム   2006年7月 8日 02:47

    連続書き込みですいません。

    もしデータが物よりも金額的に3分の1以下くらいだったら
    映画を自分の中でランク別けして物ライブラリとデータライブラリを
    両立するかもしれません。

    大好きな映画→物
    まぁ持ってたいかな程度の映画→データ


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