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2006/01/22 23:59 - 2006/01/22

コミュニケーションの消費カロリー - アイデンティティとテリトリーの関係

カテゴリ : コラム タグ :

    日曜コラムです。こんばんは。
     
    今日は「へぇ」ボタンや、はてなブックマークが、ネットコミュニケーション
    に於いて持つ役割について考えてみましょう。
     
    このブログには 「へぇ」ボタン が付いているのをご存知ですか?
    ご存知なかった方は、各記事の最後に必ず付いていますので試してみてください。
    「1へぇ」から「10へぇ」まで、お好きな数を加算していくことができます。
     
     純増しかしないのがミソです (てへっw)
     
    マイナスポイントなんて仕組みを作ったら、マイナス1000へぇなんて
    ショッキングな数値が平気で叩き出されてしまうでしょう( ̄▽ ̄;)
     
     
    ちょっと古い記事ですが、ネットコミュニケーションについて
    いつも深い考察をされている Heartlogic さんから。
     
    ■Heartlogic「ブログは新しいインフラでありプロトコルになった」
    http://www.heartlogic.jp/archives/2005/11/post_5.html
    「あなたの『伊豆の踊り子』の感想はとても興味深かったです。
    私のサイトで言及しました。よかったら見に来てね」ということを
    伝えるのに、相手もブログならトラックバック一発ですむ。
    消費カロリー(心の)はきわめて低い。トラックバックが使えないなら、
    まあコメント欄でもいい。多少消費カロリーは上がるが、
    気になるほどではない。

    コミュニケーションに掛ける 「消費カロリー」 というのはとても面白い発想です。
    ここに挙げられているように、トラックバックというのはとても消費カロリーの
    低いコミュニケーション手段でしょう。それに対してコメントというのは多少
    消費カロリーが上がります。
     
    トラックバックもコメントも同じ 「文章を書く行為」 です。ではどうして、
    消費カロリーに違いが出るのでしょう? コメントは短い数行の文章が多く、
    トラックバックはちゃんとした記事としての文章を書くことが多いですから、
    一見すると、「トラックバックのほうが消費カロリーが高いんじゃないの?」
    と思うかもしれません。でも実際はおそらく逆です。
     
    その答えは、コミュニケーションを行う領域の違い、
    そしてそこから生じるプレッシャーの違いにあります。
     
    コメントは、「相手のステージ(テリトリー)で書く文章」 です。
    そこには既に相手のステージに付いていた「観衆」の前に自らを晒して、
    コメントを付けた先のブログオーナーと対峙することになります。
     
    一度コメントを付けると、ブログオーナーから、あるいはそのブログの回りに
    集まってくる観衆から、どのような反応が返ってくるか、とても気になります。
     
    匿名で捨てゼリフを書き殴るならともかく、ネット上で自ら作り上げた
    アイデンティティ(=ネット通名)を以ってコメントを書くのであれば、
    そこで自らが嫌われないように立ち振る舞うことも考える必要があります。
     
    相手のステージ(テリトリー)に入ったら、そこでは自らもそのステージの
    役者の一人 に成らなければなりません。それは、そのステージに集まっている
     
     観衆の納得感を損ねない演技をしなければならない
     
    ということです。観衆の納得を得られなければ、観衆からの野次や罵声を
    浴びせられる危険性があります。
     
    一方、トラックバックは、「自分のステージ(テリトリー)で書く文章」 です。
    そこで主に対象とするのは、自分のステージに付いていた「観衆」であり、
    トラックバック先のステージに居た「観衆」を丸ごと意識する必要はありません。
     
    トラックバックで行われた主張は、自分のステージの観衆に対して行われる
    ものであり、往々にしてトラックバック先のステージには届かないものです。
    だからこそ、安心してトラックバックを打つことが出来るとも言えます。
     
     
    私はブログを自鯖に移して以来、「へぇ」ボタンの設置にこだわってきました。
    それは、コメントという行為の消費カロリーがあまりにも高く、
    もっと消費カロリーの低いコミュニケーション手段を用意したかったからです。
     

    カロリー手段ID/匿名テリトリー
    Lv.8コメントID相手
    Lv.7コメント匿名相手
    Lv.6トラックバックID自分
    Lv.5「へぇ」ボタンID相手So-netブログの「nice!」とか
    Lv.4アクセスID相手mixiの「足あと」とか
    Lv.3ソーシャルブックマークID自分はてなブックマークとか
    Lv.2「へぇ」ボタン匿名相手
    Lv.1アクセス匿名相手

    人によって個人差はあると思いますが、上に行くほど消費カロリーが高い
    と思ってください。実は私自身も、この表を書いてから何度か、しっくり来ない部分の
    Lvの上下の入れ替えをしています。心の問題ですから、曖昧なモノだと思ってください。
     
    IDと書いてあるのは、自らが構築した ネット・アイデンティティ を使って
    コミュニケーションをしようとしているかどうか、という分類です。
    IDであるほうが当然、コミュニケーションの消費カロリーが高くなります。
     
    また、行為が自分のテリトリーで行われるのか、相手のテリトリーで行われるのか、
    という分類も、消費カロリーに大きな影響を与えます。これはトラックバックの
    ところでも説明した通りです。
     
    だからこそ、ブログは多くの人の心を捉えたのだと言えます。それは
    「自らのテリトリーを作り、その中でコミュニケーションを行う」という行為が、
    カロリー消費の低いコミュニケーションであることを知ったからです。
     
    コミュニケーションとは「他者との折り合い」を探す行為です。
    ところが、自分のテリトリーでは
     
     「自分と折り合いの付く他者」 とのコミュニケーション
     
    に専念すれば良いという 「伝家の宝刀」 があります。
     
    ■2005/05/08 [情報量に比例するジャンルの細分化と興味の分散]
     「必要な対話」の世界から、「ためにする対話」の世界への変遷
     
    です。前者と後者の違いをもっと判りやすく説明すると、
     
     前者:「対話する 『相手』 が強制的に決まって、相手に合わせた対話 『内容』 を探す」
      ↓
     後者:「対話する 『内容』 を好みで決めて、内容に合った対話 『相手』 を探す」
     
    というシフトが進んでいく、そんな予感がするのです。

    自分のテリトリーであれば、ひとまずは自分と距離の近い人とコミュニケーション
    をすればよい、自分から距離を縮めていく努力をする必要性がない、という意味で、
    他人のテリトリーに入る場合よりも消費カロリーの低いコミュニケーションが可能になります。
     
    はてなブックマークに代表される 「ソーシャルブックマーク」の消費カロリーが
    とても低い のも、相手のテリトリーに立ち入らないという性質が影響しています。
     
    はてなブックマークで、とあるブログの記事に数百のブクマが集まっていながら、
    当のブログ記事のコメント欄には、コメントが開放されているにも関わらず
    コメントが0件だったりする ことが良くあります。良く見られる光景です。
    これもブクマの消費カロリーの低さを物語っています。
     
    当人と直接コミュニケーションする気は無く、でもちょっと何か言及したい、
    それがトラックバックやソーシャルブックマークに見られる
     
     テリトリー防衛型コミュニケーション
     
    です。そして自らもコメントを受け入れるブログを持って行うトラックバック
    よりも、ソーシャルブックマークのほうがより簡単で安全に、自分の気持ちを
    公開情報として流すことができるのは周知の通りです。
     
    それ故に、はてなブックマークには、ブログのコメント欄には現れない
    多くの人々の「気持ち」が情報化され、記録されていきました。
    ブログのコメント欄だけでは、こうした情報は表に出ることは無かったのです。
    こうした「気持ち」が形として溢れていく毎に、ネットはまた一歩、
    リアルの表現形態としてのメディア に近づいていったといえるでしょう。
     
    さて、前回はヒートアップしすぎました(?)ので、今回はここまで。
    上で取り上げさせて頂きましたHeartlogicさんの記事には、続きの記事があります。
     
    ■Heartlogic「ブログという対話プロトコルによって、何が変わるのか?」
    http://www.heartlogic.jp/archives/2005/11/post_6.html
    どんなコミュニケーションツールでも、それを使って深くコミュニ
    ケーションするのは可能だ。これからのコミュニケーションツールは、
    いかに広く浅く、しかも気持ちよくコミュニケーションできるか、
    というのがカギになりそうだ。
     (中略)
    人はこういう浅いコミュニケーションだけでは満足できないが、
    広く浅いコミュニケーションの中から、深いコミュニケーションを
    する相手を選べる。つまり選択肢が増える。双方向のコミュニケー
    ションではなく、一方向だけのもの(いわゆるヲチ)においても。

    こちらで挙げられている広く浅いコミュニケーションという題材についても
    興味は尽きません。人々のテリトリーには重なりが生まれ、それは
    パブリックな領域 として認識されていきます。パブリックな領域は、
    他人のテリトリーと同じく、消費カロリーが高いのです。
     
    思い描いているキーワードは 「祭(まつり)ドリブン・コミュニティ」
    そして 「ヒット&アウェイ・コミュニケーション」 です。
    そのあたりは、また機会があれば取り上げさせて頂くことにしましょう。
    できれば次回、あるいはまた別の機会のコラムで。
     
    ※続きのコラムを以下のURLで記しました。そちらもお楽しみください。
    2006/01/29 [コミュニケーション様式の変化 - 祭りドリブンとヒットアンドアウェイ]

    CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
    ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。



    投稿者 CK : 記事URL | コラム | | 2006/01/22 23:59


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