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2005/08/28 23:59 - 2005/08/28

共感者を掴まえろ! - 不特定多数に向けたコミュニケーションの威力

カテゴリ : コラム タグ :

    日曜コラムです。こんばんは。
     
    10日ほど前ですが、ITmediaのユカタンこと岡田有花さんが書かれた
    インタビュー記事がありました。ココログの技術者から、
    はてなのCTOに転身された、はてなのnaoyaさんのインタビューです。
     
    ■連載:変な会社で働く変な人(2)「ココログ」開発者、はてなへ
    http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0508/18/news023.html
     
    その中にこんな一節があります。
    「パワポを30枚書いて社長動かすよりも、ネットで文章を書くほうが
    影響力が大きかった」――「NDO:Weblog」では、社内では誰も聞く耳を
    持たなかったブログの話に何万人もが共感してくれた。

    この気持ちは私もとてもよく判ります。
    はてなブックマークのコメントにも私はこう書きました。
     
     「だから一番いいネタはネットに出そう」
     
    ネットという世界に長い間身を置いていると、自分のまわりの環境に
    閉塞感 を感じることが少なくありません。これがもしネットだったら
    こんなにも 「打てば響いてくれる人たち」 がいっぱいいるのに・・・。
    そうした悩みを抱えているギークな方々も多いことでしょう。
     
    では、こうしたギャップを感じるのは何故でしょう。ネットに住まう人々
    のほうが 進んだ考え方 を持っていて、自分の周りにいる人はそうではない
    人が多いから、でしょうか? いやいや、そうではありません。
    自分の周りにいる人を、そこまで見くびる必要は何処にもありません。
     
    ネットのほうが「打てば響く」、周囲に居る人は「打てども響かない」、
    それはコミュニケーション相手の優劣の問題ではなく、そもそも
    取ろうとしているコミュニケーションの タイプが異なる からです。
     
    ネットで主張を公開し、その反応を待つタイプのコミュニケーションを、
     
     リアクション主導型コミュニケーション
     
    と名づけてみることしましょう。これは、ターゲットを絞った 一発必中
    のコミュニケーションではありません。明確なターゲットを絞らずに網を
    広げるという 「不特定多数」 を対象にしたコミュニケーション形態です。
     
    ここでは理解を簡単にするために、コミュニケーションを
    キャッチボール に例えて考えてみましょう。
     
    周囲にいる人、つまり既に何かしらの関係が出来上がっている人に対して、
    自らの主張をぶつけて理解してもらうことを考えた場合、ボール(主張)を
    投げるときには、すでにキャッチボールの 相手は決まっています
     
    ところが、ネットに於けるリアクション主導型コミュニケーションでは、
    不特定多数に向かってボールを投げます。ボールを投げた時点では、
     
     誰がキャッチボールの相手になるのかは決まっていない
     
    のです。ボールは、100人だか1000人だか、人数も決まっていないような
    不特定多数を目がけて、当て所なく投げらることになります。
     
    ではそのボールを投げ返してくれる人は、一体誰なのでしょうか?
    もうお気づきのことかと思いますが、投げ返してくれる相手は、
     
     投げたボール(主張)の内容によって決まる
     
    のです。不特定多数の中にボールを投げれば、投げたボールの中身に
    最も強く興味を持った人が率先してボールを投げ返してくれることになります。
    当然、そのコミュニケーションのやり取りは、非常に密度の濃いモノになるでしょう。
     
     
    私は以前のコラムでこんなことを書きました。
    情報過多の時代になり、人々の興味は徹底的に分散するため、周りの人と
    話が合わない率が高くなっていく、そして、話の合う人を見つけるには、
    話したい内容を先に提示して、それにマッチする相手を見つける必要がある、・・・と。
     
    ■2005/05/08 [情報量に比例するジャンルの細分化と興味の分散]
     「必要な対話」の世界から、「ためにする対話」の世界への変遷
     
    です。前者と後者の違いをもっと判りやすく説明すると、
     
     前者:「対話する 『相手』 が強制的に決まって、相手に合わせた対話 『内容』 を探す」
      ↓
     後者:「対話する 『内容』 を好みで決めて、内容に合った対話 『相手』 を探す」
     
    というシフトが進んでいく、そんな予感がするのです。

    これは実は、今までは、
     
     フツウの人には許されていないコミュニケーション手法
     
    でした。フツウの人でなければ、では「誰」に許されていたのか? というと、
    自らの「表現」を商売にする人々、つまりアーティストや芸能人などの人々です。
     
    確かに「サザンオールスターズ」は押しも押されもしない超有名アーティストです。
    では、あなたの周りに「サザンのファン」はどれだけ居るでしょうか?
    周りの人に訊き回ってみてください。 「キミはサザンのファンですか?」
    おそらくほとんどの人が「いや、別にファンってワケじゃないな・・・」と言うでしょう。
     
    彼らアーティストは、リスナーが100人いたら100人みんなが虜になるような曲を
    作ることが如何に有り得ないことであるかを、よく知っています。そして彼らは、
    「おおよそ音楽を聴く人々全て」という不特定多数(国内5,000万人くらい?)を目がけて
    曲をリリースし、そのうち わずか100万人 (2%) の人たちが購入してくれれば、
    それが 超メジャーの証 であることを理解しています。例えて言えば、
     
     2%の「ファン」と、5%の「アンチ」と、93%の「無関心」、
     
    そんな中で、メジャー・アーティストは自尊(プライド)を確立するのです。
     
    さて、話を元に戻してみましょうか。
    もし、あなたの主張(ボール)が、2%の人にだけヒットし、その倍以上の5%からは反感を買い、
    残り93%の人には「無関心」を決め込まれてしまうとしたら、どうなるでしょう。
     
    想像してみましょう。「もしも世界が100人の会議だったら。」
     
     ・2人 が、本当に 熱心に 聞いてくれます。
     ・5人 が、あなたの ダメさ加減 をくどくど説いてきます。
     ・93人 が、聞いているフリをして、実は聞いていません
     
    ・・・・・絶望的な状況です。これで自信を喪失しないほうがおかしいでしょう。
    しかし、前述のアーティストの例を見てください。もしそのメッセージが5,000万人に
    届くのだとしたら、その賛同者2%という数字は、100万人という形で返ってくるのです。
    勿論、母数5,000万人は無理でしょう。でも1万人だったとしても、賛同は200人に達します。
     
    「それってイイねぇ。」
    その興味・賛同のひと言が、面白いコトを大きく発展させるための何よりの原動力です。
    「こうしたらもっと面白くなるんじゃない?」
    そのポジティブな対話の連鎖反応が多ければ多いほど、進化は加速されていきます。
     
    あなたが身の回りから200人もの賛同者を得られたなら、それはとても幸運でしょう。
    でも実際は、基本的に9割以上の人は、あなたの主張の良し悪しには「無関心」です。
     
    ネットオークションを見てください。沢山の人の目に触れるところに陳列すれば、
    少なからぬ人が興味を持って向こうから寄ってきてくれます。これは、興味を持つ人が
    少なくても、母数さえ多ければ目的が達せられる という好例です。これがもし、
    知り合いに1人1人「これ要らない?」と言って売り歩く方法だったら、めまいがするハズです。
     
    ネットを用いて不特定多数にリーチする「リアクション主導型コミュニケーション」は、
    このような2%の賛同を、あなたの心の糧に変換するコミュニケーション手法なのです。
     
    だから私はこう言います。「一番いいネタはネットに出そう」
    投げたボールに反応してくれる人を見つけるためには、出来るだけ見晴らしの良い場所に
    立つ必要があります。そこで、できるだけ沢山の人に届くようなボールを投げるのです。
    あなたと意見を共にするポジティブな2%が見つかれば、それはあなたの大きな糧になるでしょう。

    CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
    ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。



    投稿者 CK : 記事URL | コラム | | 2005/08/28 23:59


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    ▼ コメント ▼

    No.1592   投稿者 : CAMUS   2005年8月29日 11:07

    そうなんですよ。
    思いついたいいネタはさっさと出して
    私が一次ソースなんじゃー!って宣言してしまわないと、
    すぐぱくられるんですよ。
    うちの旦那に…。(爆)


    No.1593   投稿者 : IGA@IGALOG   2005年8月29日 13:49

    ネットのチカラですよね・・・。
    WEBLOGで共感を得るのは確かに可能なんですが、ハブ的な立場になるまではやはり読者も少数すぎて意見を発してもレスポンスはないです。
    その辺はむしろSNSの方がレスポンスは良いですね。
    それがSNSにハマる理由でもあると思いますが。

    まぁSNSは外に開けてない分、1次ソースとしての価値は下がる気がするんですがね・・・。


    No.1594   投稿者 : くい。   2005年8月29日 19:55

    バカの壁の関心度係数のようなお話。思考のベクトルは大事ですよね。


    No.1614   投稿者 : CK   2005年9月 5日 01:14

    ●CAMUSさん
    一次ソース宣言、大切ですよね~。ある意味言ったモン勝ちなところはありますが、
    それでも自分が「こう考えている」ということを形に残しておけば
    証拠にもなりますし、対話のチャンスも広がりますしね( ・∀・)σ
     
    ●IGA@IGALOGさん
    多くの人に知らしめるという意味では、「ネットに出す」のは有効だと思いますが、
    必ずしも「自分のブログスペースに出す」という形が最良かどうかは考えどころですね。
    「より多くの人に見せることで、その中の一握りからやっと良好な反応をもらえる」
    という意味では、まず広い範囲に知らしめることができる「場所」を探さないといけませんが、
    その意味ではmixiは、身近な人から反応を貰える確率は高そうですが、本当に反応を貰いたい人の
    目に触れさせるのは逆に難しい環境なのかもしれません。難しいところです。
     
    ●くい。さん
    世の中結局、人の数だけベクトルがあるのですよね(´~`)
    10人に1人ほめてくれたら凄いことだ、くらいに思っておいたほうが正解かもしれません。


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