自販機が無線LANホットスポット、の裏側では?
2004/06/01自動販売機が無線LANスポットになると?
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0405/31/news051.html
自販機を無線LANポットスポットにしてしまおうという試み。
主催は自販機管理会社のホーキング、自販機設置・営業のタケショウ、
ネット回りの担当はIRIという布陣です。まずは名古屋で実験を開始します。
この布陣には何となくタダならぬ雰囲気を感じます。やる気まんまん
なのはIT事業者のほうではなく当事者である自販機管理会社のほうなのです。
自販機って実はとってもアナクロな機器でありまして、電源1本で
動いている、いわば冷蔵庫のようなものです。自販機管理会社の担当員は、
各担当の自販機を定期巡回し、売上金の回収と在庫の補充、そしてデータの
収集を行っています。この方法ですと担当員が現場に出向いてみない限り、
現場の在庫数がどうなっているのか判りませんから、いざ行ってみると、
「なんだ、まだ在庫いっぱい残ってるじゃん」
というコトも頻発します。逆に、あまり売れ行きの良くない場所だと思って
油断していると、一時期に思わぬ売れ方をして売り切れになり、
まるまる1ヶ月、売り切れ表示のままになったり
もします。少ない人手でロスなく巡回するというのは案外難しい問題なのです。
自販機がネット化されれば、各自販機の在庫量、売上データが
リアルタイムで管理センターに集まってきます。「現金」と「商品」という
”現物”を扱うため、完全なネットメンテナンスが可能なワケではありませんが、
それでも巡回効率の合理化など、相当なロスレス管理が見込めるようになります。
また、巡回(管理)効率だけでなく、商品の発注が効率化(不良在庫が圧縮)される
という効果もあります。自販機がようやくPOS化できるのです。
(同じ効果を狙って、自販機にPHSを付けて自動報告しているメーカもあります)
ホーキングの試みは、ホットスポットの設備投資をホットスポット事業
だけで取り返そうとしていないところが強みです。ユーザから
全額回収できなくても、ホットスポットAP用に引いた固定回線を別の業務で
有効活用できて「あわせて一本」が取れればOKなのです。これから先、
そんな業務/オープン兼用のネットポイントが注目されていくでしょう。
2004/06/01 [updated : 2004/06/01 22:47]
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