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2004/05/17 13:42 - 2004/05/17

Winny・CCCD・輸入権 - 「加速したい社会」と、「加速したくない社会」

カテゴリ : コラム タグ :

    ・Winnyを肯定的に議論する
     http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0405/17/news001.html
    ・あらゆる輸入音楽CDに規制を?――危険な著作権法改正が進行中
     http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0405/12/news054.html
     
    1。世界中を席巻したMP3ファイル交換ソフト「Napster」の登場(1999)から、
    実に5年もの月日が流れています。Napsterはその影響力の大きさを2000年時点で
    既に世界に知らしめており、以来、制作者の利益との折り合いのつけ方について
    長い長い議論が行われてきました。さて、それから4年経った今、Winnyの一件は、
    ITに明るい人々の間での議論はともかくとして、実際の社会のほうは、4年間も
    その場で足踏みをし続けていた、ということを示していました。
     
    2。輸入権は、アジアに向け安価輸出CDの還流入防止のために立案されましたが、
    その実、本当の目的は「流通権の独占化」にあるとされ、問題視されています。
    この問題はITとは無縁ですが、ぼんやりと眺めて見ると、P2Pの件と似たような
    問題構造を感じ取ることができます。
     
    こうした問題を「著作権とは」あるいは「言論の自由とは」のような、
    先天的な原則の存在を信じて理解しようとすると、話はこじれる一方です。
    問題を単純にするために、各々が何を得ようとして戦っているのかを
    もう少し俗物的に考えてみましょう。
     
     A.「制作者の利益」、B.「流通者の利益」、C.「消費者の利益」
     
    随分と単純化されました。
     
    ・消費者の主張は常にこうです。
     「制作者と流通者は、C.(消費者の利益)の確保の為に進化・努力すべきだ。」
     
    ・制作者の主張も常にこうです。
     「とにかくA.(制作者の利益)が減らない仕組みを確保・維持すべきだ。」
     
    ・では流通者は・・・?
     「A.(制作者の利益)が減らないようにすべきだ。という論調に乗じて、
     B.(流通者の利益)も減らない仕組みを確保・維持すべきだ。」
     
    P2Pファイル交換も、輸入権も、CCCDも、郵便ポストが赤いのも(?)、
    みんな根幹は同じ構造に根ざしていることが良く判ります。すなわち、
     
    「今、儲かっている人は、わざわざ形を変えたくなんかない」
     
    という、よく考えてみればごくアタリマエの論旨が前提であり、その事実を
    前にして、どうやったら彼らに進化・努力を促せるか?
    というお話です。
    これは産業構造変化に際して必ず問われてきた新旧衝突の構図そのものです。
     
    「何だ、何をいまさらアタリマエのことを」と思われるかもしれませんが、
    この構図を忘れて産業の進化を考えることはままなりません。
    Winnyの一件は、「既得権者の利益を大幅に削ぎ取ることになる改革に対して、
    既得権者が如何に大きな 覚悟 を以って 反撃 してくるのか」を
    如実に示したと言えるでしょう。
    私は以前レコード会社のことを「追い詰められた人」と表現したことがありますが、
    彼らのこのヒステリックなまでの一連の反応は、彼らが本当に
    産業としての危機を感じて、持ちうる限りの力を反撃につぎ込むしかないほど
    追い詰められていたからこそ生じた反応だったと考えることができます。
     
    さて、そうした状況の中で、先に進むために取りえる手段とは何でしょうか。
     1、反撃に転じさせるほど相手を追い詰めない方法を考える (→懐柔)
     2、反撃されても跳ね返せるようにあらかじめ準備する (→撃破)
     
    ある人たちが「加速したい」「加速できる」と思ったとき、その一方で
    「加速したくない」「加速できない」と思う人たちがどのような動きを
    見せるのか、その両者は常にセットで考えておかなければなりません。
     
    そしてもし2の道を選ぶのであれば、反撃を封じるために必要になるのは、
    やはり「敵より味方のほうが多い社会状況」の構築です。誰かを苦しめるよりも
    誰かの役に立つ場面のほうが遥かに多いツールになれるのであれば、
    きっとその恩恵を受けた誰かが反撃を封じる方向に動いてくれるでしょう。

    CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
    ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。



    投稿者 CK : 記事URL | コラム | | 2004/05/17 13:42


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