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2004/01/15 11:04 - 2004/01/15

iPodとiTunes music storeは如何にしてクリエイタの理解を得たのか

カテゴリ : コラム タグ :

関連するblog:
梅田望夫・英語で読むITトレンド
「スティーブ・ジョブズ、コンテンツ産業の未来を語る」
http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/000944.html
非常に興味深い記事です。梅田さんの考察にはいつも感心させられますが、
ここでは原文に指定されているSteve Jobs氏のインタヴューから
個人的に気になったオモシロそうなところを突ついてみます。
このblogらしからぬ長文ですが、ご容赦ください。(『』は原文訳)
 
以前このblogで私は、こんな表現をしました。
「Appleのイノベーションは既にMacからではなくiPodから先導されている」
Steve Jobs氏のインタヴューは正面からこれを否定しています。
 
『CDはどれもみんなMacで作られているだろう?レコーティングも、ミックスも、
 ジャケットデザインだってMacで制作されている。そんなアーティスト達は
 みんなiPodを使っている、音楽業界の重鎮達だってiPodを使っている。
 iPodやiTunesが音楽業界から理解を得られているのは、
 Appleが最もクリエイティヴな技術企業だと、彼らに認められているからなんだ。』
(意訳)
 
MicrosoftがiTunesを真似てきたらどうします?という問いの答えは、
 
『iTunes music storeの仕組みは、そんなにたやすくコピーできるモノではない。
 Microsoftがコレをコピーしようとしても半年は掛かるだろう。
 Microsoftが結局AmazonやeBayやGoogleをひっくり返せていないように、
 クリエイティヴで先端を行くということが、それだけ重要なことなんだ。』
(意訳)
 
そうか!そうやってクリエイタ達を口説いたのか
と思いたくなるような論理展開で思わずニヤリとします。
クリエイティヴが必ず人を惹きつけるかという問題は横に置いておくとして、
「クリエイタ」という人種にアプローチする際の口説き文句としては秀逸です。
この話の表に出ていない表現を、あえてキツく言い換えれば
 
「音楽業界がコピー問題で困っているのは良く判っているよ。
 ボクらは”創る側”の人間だ。クリエイタであるキミたちと同じ人種だ。
 何年も一緒に音楽製作をしてきたんだから判っているだろう。
 でも、向こうにいるの(Microsoft)は違う。コピー村の住人なんだ。
 キミの大切な作品を預けるのに適した相手は、どちらだと思う?
 
という話になります。取引とは常に、人間と人間が契約を取り交わすこと
ですから、「相手を仲間に引きずりこむ」段取りが重要だということです。
 
次は、音楽の視聴を定額会費制に変えたがっている人が多いことに、
 
『会費モデル(music subscription)は絶対巧くいかない。
 だってLPの時代からずっと、人は音楽を自分のモノにしたかったのだから。
 会費の支払いを止めたら聴けなくなるなんて、そんなの誰も望んでいない。』
(意訳)
 
この辺りは深く同意です。ところで、このsubscription否定には、私が以前から
唱えている「楽曲を聴く権利の購入」という視点までは否定していません。
その辺り、Jobs氏はやっぱり"bankrupt"だと言うのかどうか、興味はあります。
 
ライフスタイルの中で自由に音楽を聴こうと思ったときに、メディアそのものが
壁を作っています。CDを購入しても、通勤時の小型プレイヤーにCDは入りません
から、ユーザが自分でリッピングすることになります。じゃあカーステレオで
聴くときは?ダウンロード販売で購入した曲はリビングのステレオで聴けるの?
同じ曲を何処でも同じように聴きたいだけなのですが、
ユーザ自身がその膨大な変換を受け持たなければなりません。だったら、
所有の対象を「曲データ」そのものではなく、その楽曲を聴く
「権利」を所有させらたどうか?というのが論旨です。あらゆる機器は、
私が「権利を購入した音楽」を認知し、それを再生できるというワケです。
一度買った音楽はずっと再生できますから、「所有感」を損なうことも在りません。
 
最後はおまけに、こんなお話も。
 
『テクノロジーは予期せぬ結果を生むこともある。私の知る限り、テレビは最も
 腐食性の高い技術だった。米国人は一日平均5時間テレビを見ているという。
 テレビは受動的なメディアで、その間人間の脳はスイッチがOFFになったままだ。
 だからこそ素晴らしいという面もある。でも一日5時間に値するとは思えない。』
 
Jobs氏の発言がJobs氏の本音を垣間見る手がかりになるとは限りませんが、
ビジネスに於ける姿勢を垣間見るには十分でしょう。
ニュアンスが気になった方は是非原文をご確認ください。
 
梅田さんの考察はいつも大変興味深く読ませて頂いております。
みなさんも是非ご覧ください。

CK@デジモノに埋もれる日々 @ckom
ブログ「デジモノに埋もれる日々」「アニメレーダー」「コミックダッシュ!」管理人。デジモノ、アニメ、ゲーム等の雑多な情報をツイートします。



投稿者 CK : 記事URL | コラム | | 2004/01/15 11:04


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